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第143話 プレッシャー ページ48

No-side


どうやら葵剣太郎は4ゲームわざと落としたらしい。


自分を追い込むプレイスタイルのようだった。


葵「(この大ピンチから逆転できればボクは全国の女の子にモテモテ…!)」(チラッ


九条『………(なんかすごくこっちを見てるような…え、自意識過剰…?それはなんかすごく嫌だな)』←


葵剣太郎は青学のベンチコーチである九条のことをなぜか、ほんとにどうしてか美人と確信しているようで、、。


帽子を深く被ってるせいで顔の下の方しかはっきり見えないはずなのだが。


葵「(後で顔見せてもらおう…!)」


九条『………(ゾワッ』←なんか寒気が


そして、自分を追い込むところまで追い込んで、


ついに目をつぶって精神集中する葵剣太郎。


葵「……!(ギンッ」


バコンッ


海堂「!!」


目を開いたと思ったら、いきなりサービスエースを取る。


海堂でもほとんど反応できないほど鋭いショットだ。


その後もポイントを重ねていく。


九条『(やっぱ実力は確か、ってな)』


海堂はスネイクで応戦するもあっさり返されてしまい、あっという間に1ゲーム取られてしまう。


佐伯「プレッシャーのかかったアイツは止められない。」


4−0から急激に動きが変わった葵。


大石「!」


大石は乾からこれまでの葵の成績データを見せてもらうと、なにやら気付いたようだ。


九条『(今までも接戦と見せ掛けて、0−5や0−4から巻き返してきたのか…。とんでもないやつだな。)』


海堂はその後も押し切られ、スネイクを打つも葵には通用せず。


それどころか、スネイクを捉えドロップショットを打つほど。


あっという間に2ゲーム目が取られてしまう。


葵「(このボール…ネットに当ててイン出来ない様じゃ…一生女の子とチューも出来ない!!)」


『………何考えてんだろ』←なんか感じ取った


青学R「「「!!!」」」


いわゆるコードボール。


それは本来狙って打つものではなく、偶然にできるもの。


それを狙ってやってのけるのだから、テニスにおいてかなりのギャンブラーと言える。


相当な腕と精神力の持ち主でなくては成せないことだからだ。


そしてついに4−4と追いつかれた。


『………海堂もプレッシャーには強いけどね』(ボソッ

第144話 海堂のテニス→←第142話 六角1年部長



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黒薔薇(プロフ) - 夢萌さん» ありがとうございます! (2021年2月15日 0時) (レス) id: 6f4ddb4419 (このIDを非表示/違反報告)
夢萌 - 面白い。更新ファイトです。 (2021年2月14日 23時) (レス) id: de254ea931 (このIDを非表示/違反報告)
黒薔薇(プロフ) - 鬼灯さん» 有難うございます! (2021年2月13日 1時) (レス) id: 6f4ddb4419 (このIDを非表示/違反報告)
鬼灯(プロフ) - わー!!Part3だ!!とっても面白くって一気に全部読みました!!更新頑張ってください!! (2021年2月12日 21時) (レス) id: 6816aad330 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:黒薔薇 | 作成日時:2021年2月12日 19時

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