マネージャーって大変なんですよ。【3】 (ページ12)

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第107話カットサーブページ12

2人とも見た感じは骨に異常はなかった。

ただ流血しているということで、竜崎先生が樺地さんもつれて病院へいこうとする。

竜崎「おい九条、わしは河村とこいつを病院へ連れていく。ベンチコーチお願いできるか。」

『……もう代わり居るみたいですけど。』

竜崎「なにぃ！？」

ベンチには既に越前が座っていた。

不二先輩の技を間近で見れるチャンスだから逃すまいと座ったのかな。

菊丸「あー！おチビいつの間にー！？」

先輩方がどけどけと越前を引っ張りだそうとしている。

子供か(笑)

不二「かまわないよ。」

ひとまずベンチコーチ争奪戦は落ち着き、竜崎先生は不二先輩に一言助言をする。

竜崎「たまには思いっきり戦ってみな。」

不二「はい」

裕太「(アニキ気をつけろ…アイツの実力は本物だ)」

試合は不二先輩のサーブから始まる。

なんといつものサーブではなく、アンダーサーブを放つ。

しかも打球が相手の目の前で消える。

正確にはボールを手から離す際に回転を加え、相手の手元で打球が不自然にほぼ直角に近い角度で曲がる。

これはカットサーブと言われるもの。

ジロー「マジマジすっげーっ！今のみた？」

氷帝が凍りついているにもかかわらず、跡部に駆け寄り子供のようにはしゃぐ。

審判「早く戻りなさい」

ジロー「よぉーし、いっくぞー！！」

テニスは楽しんだもん勝ちだと思ってるけど、あの人めっちゃ楽しそうだなー。

鳳「ジロー先輩起きちゃいましたね」

跡部「あーあ。賑やかになっちまうぜ」

起きた？寝てた？え、なにどゆこと？？(混乱)

意気込むが、未だ不二先輩の打球は捉えられず。

不二先輩のあのボールのキレの良さは、ボールを下へ落とす際にかけている横向きの回転によるもの。

もう少しでとれそうだったのか、

ジロー「もう一丁！」

あのー…１ゲーム先取されてるの気づいてるのかな。もし気づいてないなら精神面において最強だなおい。

今度はジロー(←めんどくさくなった)からのサーブ

サーブを打ってすぐにネット際へ詰め寄るサーブ＆ボレー作戦できたジローに対し、不二先輩は足元を狙いに行く。

足元は前に出るプレーヤーが苦手とするポイント。

不二先輩はしっかり着地する足元を捉え、そこへボールを落とす。落としたのだが、、、

『あーん…？』←

今一瞬跡部が写った気がしないでもないが気にするな。←