マネージャーって大変なんですよ。【1】 (ページ37)

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第36話知り合いページ37

跡部景吾。

チャラ男の名前を聞いてﾋﾟｼｨっと固まった九条に玉林中の2人は心配そうに声をかける。

布川「お、おい。大丈夫かよ？」

泉「おーい。」

その間にもスタスタと跡部はこちらに向かってきていてガシッと肩を掴まれる。

跡部「あーん？おい、おまえ…。」

『ひ、人違いデス。』

桃「あ？マネージャーじゃねぇか。こんなとこで何やってんだ？」

やべえと思い、見えないように帽子を深く被る九条。

『わっちょっと！』

跡部「やっぱAじゃねえか。」

だがそれも無駄な抵抗だったようで、九条よりも遥かに背の高い跡部には全く効かず、被っていた帽子が落ちる。

挙句の果てに顎を持ち上げられ、しっかりと顔を確認される始末。

周りから見れば美男美女が至近距離で見つめ合っているように見えるが、全く見当違いだ。

跡部「相変わらず可愛いじゃねえの。」

『触んなナルシスト。』

パシッと手を振り払う九条。

杏「ねぇ桃城くん。あの子誰なの？」

桃「あ、あいつはうちのマネージャーだ。」

杏「あぁ！ルーキー君(越前)の血を止めてた子ね！」

にしてもなんでチャラ男と知り合いなのかしら、？と杏は尋ねるが、それは桃城が聞きたいことだった。

と、言うわけで神尾も巻き込んでコートに近づく桃城。

桃「おいマネージャー！」

跡部「あーん？」

『あー、桃ーやっほー。』

桃「おうやっほー、じゃねえ！なんでそいつと知り合いなんだよ？」

神尾(ノリに乗ってどうすんだよ…;)

『え？知り合いじゃないよこんなナルシストとは。』←

跡部「ったく、照れやがって。俺様の彼女ってことは隠さなくてもいいじゃねえか。」←

『何言ってんの？』(ドン引き)

(((何処からツッコめばいいんだろう…。)))

知り合いをすっ飛ばして彼女にまで発展している跡部を見て、周りはどこからどうツッコめば…と混乱中。

杏「てか彼女いるのに他の女に目移りするってのはどうなわけ？」

神尾「たしかにな。」

杏がそういうと跡部は即訂正に入る。

跡部「たしかに俺様は気が強くてかわいいと言ったが、それだけだ。」

杏「じゃあ彼女さんは？」

跡部「愛してるに決まってんだろ。」

『おいこら待て。何勝手に話進めてんだよ。彼女じゃないって言ってんだろ。』

跡部「照れんなって。」

『大丈夫かお前。(主に頭)』