マネージャーって大変なんですよ。【1】 (ページ36)

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第35話桃城の大嘘ページ36

『あ、』

ある日たまたまストリートテニス場の前を通り掛かったため、ちょっくらテニスでもとか思ってコートに立つ。

そこには以前地区予選ダブルス2で戦った玉林中の2人がいた。

玉林中「「よおー」」

『こんにちは。』

布川「おまえってあれだよな、青学のマネージャーだよな。」

泉「テニスできるんすか？」

『失礼だなー。伊達に青学のマネージャーやってないっての。なんならやるー？シングルスになっちゃうんだけども。』

そう言われて、玉林中の2人は交互に九条と対戦することに。

審判は玉林中の片割れに任せる。

「「ゲームセットウォンバイ！九条！6-0！」」

『あい、おつかれー。』

玉林中「「つ、強い…。青学はマネージャーまで強いのか…。」」

『まあね～ふふふ。』←楽しそう

誰かと対戦したのなんて越前ぶりだぜー。あー楽し。

杏「ちょっと！離しなさいよ！！！」

玉林中「「『？』」」

声のする方に向かうと何やら女の子が絡まれていた。

それはもう面倒くさそうなチャラ男に。あれ、知り合いにめんどくさいチャラ男が居たような？

『あ、』

跡部「弱者の溜まり場ってか？」

ｲﾗｯ誰が弱者だと？？

その言葉に怒った女の子は平手打ちをしようとするが、あっさりガードされて、

跡部「気が強ぇとこもかわいいじゃねえの。」

わー。めっちゃ既視感あるやついるー。(棒)

『ん？なんで桃？と神尾だっけ。』

神尾「ダブルスできるか？」

桃「得意分野だぜ！」

玉林中「「『(うそつけ。むしろ苦手分野だろうがよ。)』」」

なんか、さっそくダブルスで対戦することになったようだが、跡部は座り込んで、樺地という大柄の男だけに全てを託す。

もはやそれはシングルスですけど。

樺地という男のカバー力は物凄かったが、うちの桃も負けていない。

桃「どーん」

跡部「ふっあいつ俺を挑発してやがる。」

チャンスボールになったので桃はダンクスマッシュをお見舞いした。

そのボールはまたも跡部のすぐ近くを通り抜けるが、それでも跡部のやることは変わらない。

樺地という男も桃と同じかそれよりも相当な馬鹿力で、桃のダンクスマッシュを返し、強烈な一撃を与えた。

跡部「！」

桃はもろにくらったかと思われたが、ラケットで塞いで返した。

跡部「…ふっ今日は負けといてやる。俺様は氷帝3年の跡部景吾だ。」

『エッ』(固まる)

跡部「あーん？」