検索窓
今日:7 hit、昨日:16 hit、合計:223,416 hit

第19話 青学vs玉林中 D2 ページ20

第1試合【D2】


初戦からこんなに不安なのはどうなんだろうか。


コートサイドのベンチには顧問が座るはずなのだが、何故かマネージャーの私が座っている。


竜崎先生に座らなくていいんですかって聞いたら、年寄り扱いするんじゃないよ!と返ってきたのでもう何も言うまい。


ファンみたいなのから、あの子誰よ?とか時々聞こえてくるが安定のスルーだ。


相手は玉林中というあんまり知らない学校。


強いて言うなら、青春台テニスクラブの時に会ったおっさんの息子さんがここの部長だということぐらい。あ、違うわ。あれは柿ノ木中だったけ。


ま、今回心配なのはあのちぐはぐコンビだからな。




審判の説明が終わり、いよいよ試合が始まる。




竜崎「悪く思うなよ手塚。無理をさせるわけにはいかんのでな。」


手塚「わかりました…。」




ちなみに手塚先輩の名前はオーダー表には書かれていない、つまり補欠枠。というよりかは温存と言った感じだ。


きっと最終兵器みたいな立ち位置なんだろう。



―――――――――
INコート


審判「”第1試合D2前へ!青学、越前・桃城ペア。玉林、泉・布川ペア!”」



布川「お前らが天下の青学だったとはなぁ。」


泉「いやぁラッキーかな。」


布川「愉快だぜー、シングルスならお前らの方に分があったのにな。」


越前「だろうね。でもさぁ…、相手の土俵でたたきのめした方が愉快だからね!」


「「お前ら!そのためにダブルスへ!?」」


逆にそれ以外何があんだよ?と九条がつっ込んだ。


乾「もめてるよ。」


不二「成る程、あれが原因ね。」


秒でバレてるぞおまえら、とコート外から聞こえてきた声に笑いをこらえる。


とまあつまり、組んだ理由はストリートテニスで玉林中の泉・布川ペア打倒の為。


彼らはそのために阿吽戦法なるものを編み出し、真ん中を狙ってきた玉林中ペアを驚かすという策に出る。


阿吽の呼吸ねー考えたなー。……だけどさ。



桃「阿!」


越前「吽!」




『ふふっ…w』←



乾「笑いを堪えてるよ。」


不二「笑ってるね。」



なんとも独特なやり方で思わず笑いが出てしまう。


ダブルスは基本真ん中にボールがきた時はフォアハンド(右手)の人が取るという決まりがある。


しかし喧嘩っ早い二人はバックでも取りたいと思った、その結果が阿吽の呼吸なんだろうな。


どうせ金剛力士像的なのを見て閃いたんだろう。(大当たり)

第20話 人選ミス?→←第18話 地区予選開幕



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (52 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
246人がお気に入り
設定タグ:テニスの王子様 , マネージャー , 女主   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:黒薔薇 | 作成日時:2021年1月14日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。