検索窓
今日:1 hit、昨日:60 hit、合計:223,515 hit

第13話 新レギュラーの実力 ページ14

自分のことよりも、息子や学校のことで怒っているオーナーは素敵な人だと再確認した。


おっさん「客に向かって何だその態度は!?シャレの通じん奴だ!今日のレッスンはキャンセルだ!」


逆ギレをかますおっさんに対して『私にもテニス教えてください〜。』とか言おうかと思ったが、視界の端に写る越前が何か企んでいるようなのでここは引こう。


オーナーとその息子は顔を合わせてガッツポーズをして、なんとか耐えたことを静かに讃え合っていた。


そしてオーナーは学生3人ほどにジュースをご馳走していた。


ただオーナーの息子の顔に見覚えがあり、少し近寄ってみる。


『ねえ、君ー。「わあ九条先輩!!?」うんやっほー。』


カチローというらしいその息子と、君のお父さんが経営しているテニスクラブに通っててねー、などたわいも無い話をする。


ちなみに私もジュース貰った。いつも来てくれるお礼だって。やった。


向こうで越前がさっきのおっさんにちょっかいをかけて試合をしているのなんざ一瞬で終わったから見てない。


『おーい。えーちーぜーんー。』


越前「A先輩…どうもッス。」


コートに入り、越前の分のジュースを渡す。


おっさん「おまえら…一体…!」


『んー?これが見えないのかにゃー?』


バッと越前は貰ったばかりのRジャージを着、私は羽織っていた他のジャージをRジャージとそっくりなマネージャーの方に変えた。


おっさん「!青学の!!いっ…!!」


よく知らない人には見分けがつかないほどマネージャーとレギュラーのジャージは似ている。


てなわけで、私がレギュラーですって言ってもバレないのだ。ふふん。


越前「ちゃんとアップしないから肉離れするんだよ、ね、おじさん。」


『オーナーと言え。』


越前「ウッス」



―――――――――――
Aコート


オーナー「いやァ九条さんも、越前くんもありがとうね。」


越前「別に。」


『気にしないでください。いつも使わせてもらってますし。』


と言いながらオーナーから貰ったジュースを飲む。


オレンジジュースって美味しいよねわかる。(自己完結)


越前「そういえばA先輩はなんでここにいるんすか?」


『え?あんたはバカか。テニスするために決まってんじゃん。』


越前「じゃ俺の相手してくださいよ。」


『嫌です。』


越前「…ムス」

第14話 特別練習メニュー→←第12話 青春台テニスクラブ



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (52 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
246人がお気に入り
設定タグ:テニスの王子様 , マネージャー , 女主   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:黒薔薇 | 作成日時:2021年1月14日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。