第41話 【都大会】 ページ42
都大会当日
『えーちーぜーんー……。』(激怒)
桃「おい、あいつめっちゃ怒ってるぞ…。」
海堂「……;;」
菊丸「当然だにゃ〜…;」
青学テニス部マネージャーである九条はどす黒いオーラを出しながら怒っていた。
それもそのはず。
都大会当日、青学には１０時前集合なのだが、越前が目を覚ましたのは９時５６分。つまり大遅刻。
怒っているのはもうひとつ理由があった。
それは１０時までに８人全員でエントリーしないと失格になってしまうということ。
遅刻で都大会敗退とかカッコ悪すぎる。
竜崎「おい、マネージャー。」
『なんですか。』(ｲﾗｲﾗ)
大石「誰かを越前に見立ててエントリーしよう。」
『は？………んじゃ堀尾で行きましょう。』
R「「いいんかい」」
本気で、は？となったが、このままでは敗退扱いになってしまうためやむを得ない。
そして堀尾に変装させ、海堂のレギュラージャージを着てもらって受付へ向かう。
一瞬疑われたように思えたが、「まっ、まだまだだね。」と堀尾が越前の決めゼリフを言い、その場を凌いだ。
『はあ〜…焦った…。』
大石「一時はどうなることかと思ったが、上手くいってよかった…。」
と、九条と大石は早くも気疲れした様子を見せる。
すると向こうで堀尾が越前に変装しているのをいい事に、色んなことを豪語し始める。
堀尾は青学レギュラージャージがひょんなことから着れたことですっかりいい気分になり、青学の試合はそっちのけ。
よそ見をしているときに他校生にぶつかってしまうが、青学レギュラーだとわかると相手は弱気になり、ますます調子にのる。
他校生の試合に大声でケチをつけて、カチローとカツオはオドオドしっぱなしで止めようともしない。
越前(堀尾)「へったくそだな〜見ろよあのボレーミス。あれでよく都大会に残れたもんだ。見ろよあのヘボサーブ！ツイストと比べれば月とスッポン！」
『どんな神経してんだあいつは…。』(ｹﾞｯｿﾘ)
越前「遅れてスンマセン！！」
そこでやっと越前が会場に到着。
キレる気力もない九条は越前に罰という名の頼みをどす黒いオーラを放ちながらする。
『越前…アイツを止めてこい。』
越前「ウッス;」
ツイストサーブを打ってみろと言われた堀尾は本物の越前に助けを求め、越前はポンタ1週間分で手を打った。
越前「越前さんのかわりにテニス歴２年の堀尾が打たせていただきまーす！」
『ぶっ…！？』←吹いた
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作者名：黒薔薇 | 作成日時：2021年1月14日 1時
