アイドルになくてはならないもの ページ20
そして月日は流れ…
とうとうアイドリッシュセブン初ライブの日がやってきた。
紡「そんな…、皆さんになんて言えばいいか…。」
『まぁ、こんなもんよね。』
観客は両手で数えられるほどで、紡さんは理想と現実の差を突きつけられていた。
詰めが甘かった。ましてや初で、チケットは当日券のみ。
短期間で広報から何から何まで準備したアイドリッシュセブンには少し時期尚早な会場だったのだ。
しかし初めから観客3000人来ていたらそれはもう有名アイドルの復活か、どこかのお抱えアイドルである()
まぁ、今回はシンプルに時間と社会への影響力がなかっただけのこと。
紡さんはめちゃくちゃ凹んでるけど…。
小鳥遊「みんなに伝えておいで。ガラガラの観客席というものは、どんなアーティストだってくるものがある。」
紡「私…皆さんに伝えてきます…！」
紡さんはこのことを伝えるため、控え室にいるアイドリッシュセブンのところへ向かった。
小鳥遊「ぼくらもがんばって応援しよう。」
大神「ぼくは10人分ペンライト振りますよ…！」
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舞台袖
もしかして少しお客さん増えてるかなと思いちらっと観客席を覗くと、
観客席からー部とても激しい光を放っている場所があった。
大神「…！」(ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ
小鳥遊「♪」(ﾌﾘﾌﾘ
おぉ、めっちゃ観客にやる気あるやつおると思ったら大神さんと小鳥遊社長かびっくりした(((((
——————————————
控え室
『…ここかな。』
アイドリッシュセブンと今後契約をしていくかどうかを判断するにあたって、反応を見に来たのだ。
ここで挫折するようなら、はっきりいって未来はない。
ｽｯ…
ドアの前の壁によりかかってそっと聞き耳を立てる。
一織「つまりガラガラってことですか…？」
紡「すいません…！皆さんに悪い所はひとつもありません…！全て私の詰めの甘さが引き起こしたことです…！！」
ふぅむ。
ﾌﾟｯ…
『！』
三月「あはははははっそんなことだろうと思った！」
陸「良かったぁ、緊張してたけどちょっと気が楽になった…。」
大和「初めっから3000人じゃなあ笑」
『……。』(ｸｽｯ
寄りかかっていた壁から身を起こし、舞台袖のPAポジションへと向かう。
たった9人の観客のために頑張ろうと言えるアイドリッシュセブンは強い。アイドルとしてなくてはならないものを持っている。
期待できそうな新人達に私は顔がゆるむのであった。
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黒薔薇(プロフ) - てんさん» 桜春樹さんは居ない訳では無いです。夢主は曲を1から考えているのではなく、作詞作曲されたものに音をあとから付けるという仕事で進めております。思いつきで書き出したので原作と異なる可能性になることはご了承ください…申し訳ないです😔 (9月16日 2時) (
レス) id: ea54e79b90 (このIDを非表示/違反報告)
黒薔薇(プロフ) - てんさん» アドバイスありがとうございます。環くんの夢主への呼び方は確かに気になっていた部分ではあるんですが、一応夢主は年上なので頑張ってさん付けで呼んでる体で書いてます(ᐡ ′̥̥̥ ˙̫ ‵̥̥̥ ᐡ) (9月16日 2時) (レス) id: ea54e79b90 (このIDを非表示/違反報告)
てん(プロフ) - 楽しい作品ありがとうございます！桜さんの設定と環くんの〇〇さんと言う呼び方が気になりました…!(夢主)基本的にあだ名で呼ぶので、〇〇っちとかの方がしっくりくるかもです。でしゃばった意見失礼しました💦 (9月15日 23時) (レス) @page24 id: 1e484c0e48 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒薔薇 | 作成日時：2023年9月5日 2時
