89日目 ページ10
オヤジ「…話ってのはなんだァ？」
隊長たちも私に言われた通りにオヤジの部屋へ集まった。
マルコ「なんだよい。」
『みんなに、隠してきたことがある。』
拒絶されるとは思っていないが、それでも事が事なだけに手が震える。
エースもルフィもそうだが、わたしは世界的大犯罪者の血を引いている。
エースは海賊王ゴール・Ｄ・ロジャーの血を、
ルフィは革命軍のトップであるモンキー・Ｄ・ドラゴンの血を、
わたしはこの世界の創造主クラリネスの血を。
これだけ見ればトンデモ姉弟である。
マルコ「何かあるなら言ってみろよい。」
ずっと黙っている私に痺れを切らしたのか、マルコが聞いてくる。
『あのね、クラリネス一族って知ってる…？』
オヤジ「………。あァ…知ってるさ。この世界の創造主だなァ。」
オヤジの言葉にこくんと頷き、それが確かな情報であることを隊長たちに示す。
『しかも、その一族はあらゆる能力を使える。海軍が出てくるまでは、この世界の均衡を保っていた存在。』
マルコ「何千年前の話だよい…。」
イゾウ「だが、あらゆる能力を使えるってことは今その一族がいたら海軍の最大の敵だな。」
もし捕まったら即インペルダウンいきか、処刑だな、というイゾウのせいで怖さが増した。最悪だなコイツ。←
ハルタ「A？手が震えてるけど大丈夫？」
わたしが口を開こうとするとオヤジの方が先だった。
オヤジ「だが、それは一部の奴らしか知らねェはずだ。」
『…なんでこのことわたしが知ってると思う…？海軍がわたしを必要以上に狙う理由はなんだと思う…？』
それを聞いた周りの隊長たちの顔が青ざめていく。
エースには悪いが、わたしの秘密はエースのそれとはレベルが違いすぎる。
海軍の中でも極秘中の極秘なのだ。
マルコ「まさか…」
イゾウ「つまり、Aはその創造主かも知れねェってことだな。」
『…そう、なんだよね。』
今からわたしが言おうとしていることに自分でも嫌気がさす。
この家族ともう家族になれないかも知れないと思うと、自然と涙がぽろぽろこぼれ落ち、床にシミを作っていく。
ハルタ「！？」
『もし…わたしがここに居ることで迷惑がかかるなら、
もし…みんなが危ない目に遭うなら…、
もし…わたしが危険だって言うなら……、
わたしはここを出るから…
今、決断して欲しい。』
しばらくの沈黙の間、怖くてわたしは顔をあげられなかった。
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あまね(プロフ) - 泣いちゃうかも（） (12月26日 14時) (
レス) @page42 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
文ストオタクの一般人 - ミホークの攻撃まで妹ちゃんの仕業にされてるｗ面白かったです！ (2023年4月12日 18時) (レス) @page36 id: 14fd5e9416 (このIDを非表示/違反報告)
コリー - 1からみてきました！とてもおもしろかったです！体調くずさず勉強頑張ってください！(・▽・♭ (2020年12月8日 1時) (レス) id: 40d23dab50 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - これからも無理せず頑張ってください (2020年10月4日 18時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
妖狐 - 初コメです。受験がんばってください。 続きとてもなのしみにしています。 !(^^)! (2020年5月21日 19時) (レス) id: a8c53d699d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒薔薇 | 作成日時：2020年3月18日 2時
