Level02 ページ4
「いってきま〜す!!」
玄関から聞こえた元気のいい声は部屋中へと響きわたった。
声の持ち主である明石Aは、小学校へ向かうため家を出るところであった。
Aの表情は朝の出来事を忘れさせるほどの笑顔だった。
『私は、要らない。』
そう言っていた少女は、その言葉を打ち消すようにドアを開けた。
やはり、時間が解決するのだ。
そう改めて思ったのだろう。
ほほを緩ませる及川徹。
及川「俺は必要ないかもね…(笑」
そうは言うものの、自分自身がAから離れたくないのであれば話は別だ。
及川「…時間が経つのを待つか。」
及川はそう心に決めた。
一方…Aは…
「ふんぬふーん♪」
今日は転校生が来るらしい!!!
女の子かなぁ…?可愛い子かなぁ…
巨乳だったりして!!!!!(※巨乳ではありません。)
いや〜…楽しみだなぁ…
エスパーかな?、ノーマル…かな…?
「ノーマルだったら…この事は秘密だね…」
自分の首につけているネックレス形のリミッター。
Aはそれをぎゅっと力強く握りしめた。
___貴方は人間じゃないの…猛獣よ!!!!
「あんな事、二度と言われたくない…」
まぁ、巨乳だったら仲良くなれそうだな←
頬を伝う冷や汗と重い足取りを誤魔化してみるけど…
やっぱり、あの記憶を忘れるなんて無理かも。
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作者名:愛(及川さんのお嫁に行きたいッ | 作成日時:2015年5月25日 19時