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第7話 死ぬってさ。 ページ11
西村と喧嘩っぽいことをしたあと、
ボクはすぐに屋上にむかった。
人と何かあると屋上に来てしまうのは、
ボクのクセみたいなものだ。
自 殺したくなる、ってことだろーね。
《グオオオオオオオオン》
何か聞こえる。
まさか妖か！？
今は刀を持ってない！
死ぬ、のか？
「カナコ・・・返せ・・・返せ！！！！
使わないなら返せ！」
妖はそう叫んでボクの首を締めてきた。
「ぐッ・・・かッは、な、なんの用だ・・・！」
「体を返せ！さもないと・・・殺してやるぞ！！」
刀は心姫が持っている
このままでは死ぬ。
べつに、いいのかな・・・
そう思いながら、そろそろ限界になってきたその時。
「離せ！！」
夏目のパンチが炸裂した。
(もやしパンチだ(斑談))
「な、夏目・・・」
妖が顔？を抑えているうちに、心姫を呼んだ。
「すまない、A・・・。私は、私は・・・」
「心姫、刀(スルー)」
「ああ。」
ボクは渡された刀を妖に掲げるように構えた。
「君に返すよ・・・夜血魔。」
「ああああああああああああああ！！！！」
妖が叫ぶと同時に、妖のものと見られる
記憶が頭の中に流れてきた。
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