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俺らとすれ違いに
ナルがAの方に向かって行くのが見える
俺は気になって足を止め
木に隠れて様子を見る
「大丈夫Aちゃん」
優しく声をかけて頭を撫でる
Aはナルに抱きつき
「先生っ…」
気安くベタベタ触るな
こんな時まで嫉妬心が抑えられなくなる
「あのね…わたし…やっぱり怖くて」
「大丈夫ここにはそんな人居ないから」
あいつが笑わなくなった理由
俺らが学園に来た後
何かあって
ここに来たのか
一人考えを巡らせる
ナルはなんか知ってるのか
俺には話してくれないことをナルが知ってる
それだけのこと
でも嫉妬心を煽るには充分で
見ていられなくなりその場から去った
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作者名：ミルクティー | 作成日時：2020年3月28日 16時
