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借り物競走 ページ44
俺は北の森を後にしグラウンドに向かう
耳を塞ぎたくなるほどの
そこは大きな歓声に包まれていた
借り物競走の参加者は既に準備をしていた
Aは不安そうに
キョロキョロと周りを確認している
目が合うと
ニコッと微笑みそのまま
安心したような顔をし前を向いた
ダラダラと借り物競走のルール説明が続く
借りる人の一番借りづらいと思っている
ものや人が浮き出てくる
ゴーモンの様な特徴用紙で
ゴールに着くと自動的に紙に浮き出た
オーダーの文字が花火で空いっぱいに
打ち上げられ全校生徒にバレる
そんな感じの説明だった
なんだその競技
ルール説明に大きなざわめきが起きる
一通り説明が終わると直ぐに参加者は
スタートラインに立つ
「では競技スタートです」
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作者名：ミルクティー | 作成日時：2020年3月28日 16時
