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嫉妬 ページ41
お気に入りの木の上に登る
風が流れるたび木々の揺れ
音を奏でる
静かで誰にも邪魔されない時間が心地良い
俺は寝る体制に入る
「なつめっ」
Aが木の下で俺を呼ぶ
俺が無視すると構わず
木を登りだす
それはとても危なっかしくて
俺は思わずため息が漏れる
俺は仕方なく木の下に降りる
Aは嬉しそうに隣に並んだ
「最近機嫌悪いから」
誰のせいだと思ってるんだよ
Aが俺以外の誰かに笑いかけるのすら
気にいらねぇ
こいつが来る前はもっと自分の感情を上手く
コントロール出来てた筈だ
それがどうだ
それが他の男と話してるだけでイライラし
嫉妬心が抑えられない
「もー無視しないでよ」
そう言って頬を膨らませ俺に笑いかけた
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作者名：ミルクティー | 作成日時：2020年3月28日 16時
