今日:24 hit、昨日:8 hit、合計:53,702 hit
小｜中｜大
北の森 ページ5
ナルとAの作り出す独特の雰囲気に
俺は思わず舌打ちした
それを見た流架が少し笑い
「言っておいでよ」
俺の背中をぽんと叩いた
ナルの居なくなった教室で
あいつは転校生が珍しいのか
クラスのやつに囲まれていた
Aは困った顔で教室を見渡す
それは助けを求めるようなそんな目だった
俺は立ち上がり
真っ直ぐAの方に歩く
クラスの奴を睨むと
「来い」
Aの手を掴んで歩き出す
流架もその後に続いた
俺らは北の森向かった
俺のお気に入りの木の下にドカッと腰を下ろた
聞きたいことは山のようにあった
しかしどこから聞いていいのか分からなかった
沈黙が流れる…
誰も話さないその空気に耐えかねて
流架が大きく息を吸い話し始めた
「久しぶりだねA」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 58人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ミルクティー | 作成日時：2020年3月28日 16時
