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助けて ページ31
明智くんに告白されて少し戸惑い
「ごめんなさい私には大切な人がいるの」
真っ直ぐ明智くんを見てそう答えた
「そっか…」
そう言って少し俯いたあと
「それでも君が好きなんだ」
強い言葉でそう言った
明智くんごめんね
どんなに言われても私は…
「ごめんなさい」
そう言って教室を去ろうと歩き出した刹那
腕を掴まれた
「離して」
怖い…
こんな時2人の顔が浮かぶ
ピンチの時に格好よく現れて
スーパーヒーローのように
私を後ろ手に格好良く守る
そんな2人の強い背中
なつめ…ルカ…
いくら願っても届かない
明智くんの2人だけの教室
静寂を破る物は居なかった
2人で話すんじゃ無かった
私の浅はかな行動を今更後悔する
お願い誰でもいいから助けて
獲物を捕らえた肉食動物の様な目
いくら振り解いても離れない腕
それは以上は逃げ切れないそう物語っていた
「無理矢理でも僕のものにしてあげる」
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作者名：ミルクティー | 作成日時：2020年3月28日 16時
