今日:20 hit、昨日:8 hit、合計:53,698 hit
小｜中｜大
2 ページ4
「氷堂A」
暗くて小さな声でそう呟く
それは俺の知ってる声とは全く違った…
その一言に
クラスのやつが思い思いに
感想を好き勝手に呟き始める
俺らの知ってるあいつは
いつも楽しそうで
向日葵のような笑顔でみんなに笑いかける
クラスの中心的存在
近くにいるだけで周りが明るく照らされるような
そんなあいつが俺も流架も好きだった
今は何というか正反対の印象
クラスの1人が突然手を挙げて
「なんのアリスですかー？」
大きな声でそう言った
あいつはナルと視線を合わせると
そのまま俯いた
ナルは少し困った顔をして
代わりに質問に答えた
「Aちゃんは氷のアリスです」
自己紹介を終えたAにナルが何かを耳打ちする
あいつはナルを見て一度頷いた
ナルはそれを見て微笑むと教室を出て行った
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 58人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ミルクティー | 作成日時：2020年3月28日 16時
