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氷 ページ24
状況が変わったのはそれから数日後
ナルが新しい転校生を連れてきた
「じゃあ入って」
ナルの一言でドアが開く
スタスタと歩いて教卓の前に立つ
「明智 拓人です」
そう名乗り
教室を見渡すと軽く一礼した
転校生の登場に一気にクラスはざわめく
どうでもいい
俺は視線を漫画に戻そうとした刹那
Aは突然イスから立ち上がった
「なんでっ先生」
そう言うと泣き始めた
「ごめんね」
ナルはただ一言そう言った
突然何が起こったかわからない
俺を含めたクラスメイト達は呆気にとられてる
明智は真っ直ぐAのところに歩いてくると
「久しぶりだねA」
そう言って頭を触ろうとする
「いやぁぁぁ触らないで」
大きな悲鳴を上げ
教室中を氷が包んだ
氷は徐々に廊下の方へ広がっていく
Aのアリスが暴走しているのか
俺は氷を溶かす為アリスを使った
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作者名：ミルクティー | 作成日時：2020年3月28日 16時
