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転校生 ページ3
「今日は皆さんに転校生を紹介します」
教室に入ってきて早々に
少し上機嫌な声でナルはそう言った
ナルの一言で教室の視線は
転校生の入って来るであろう扉に集中する
転校生など興味ない俺は
いつものように漫画に視線を移した
恐る恐るドアが開き教室に1人の少女が入ってくる
少女はふわりと長い髪を揺らしながらゆっくりと
教卓の前に立った
「A…」
流架が一瞬驚いた表情を見せそう呟く
流架の言葉に俺は教卓の方を見た
それは俺らの幼なじみだった
忘れるはずも無い相手
俺とルカは入ってきた幼なじみを見て
視線を合わせた
その少女は俺らの知ってるあいつとは
全く違う雰囲気を纏っていた
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作者名：ミルクティー | 作成日時：2020年3月28日 16時
