134話 オプション取り外しで！ ページ42
カーテンからこぼれる太陽の日差しに、朝がきた事を知らされた。
私を呼ぶ声にうっすら目を開けるとそこには真っ赤な瞳と色素の薄い髪が見え、あぁまたこの人はと、少し懐かしく思った。
ほぼ反射で目の前の赤い瞳を利き手で覆って体を支えている腕を払い、支えを失い重力に従って落ちる体を転がって避けながら、攻撃を封じるために腕をねじ上げ背中を膝で押さえマウントを取る。
ここで寝ぼけ眼ながらいつもと違う事に気が付く。
まず体格。ひょろひょろガリガリではなく少し小さめで筋肉質。
そして髪の色。薄い水色のぼさぼさ頭のはずなのに薄い金髪のツンツンヘアー。
最後に攻撃を封じねじ上げた腕。いつもは精々ポキポキ骨を鳴らす程度だが今日はボンボン爆破音が聞こえる。
あとオプションで地獄の底から響くような低音で私の名を呼ぶ声が私の真下から聞こえる。オプション取り外しで！
『………ごめん、寝ぼけてた。防衛本能働いただけなんだホントごめんなさい。』
「だったらさっさとどけやァ！！！ぶっ殺すぞ！！！」
『いや今どいたら爆破されるじゃん確実に。』
「ったりめェだろーがクソA！！！」
うん、爆豪くんだね。
しかも私小さいし軽いからあっという間に拘束解かれるというね。
腕を取られて肩を押されて床に背中がくっついて、マウント取られ返された。ついでに言うと馬乗りされた。
「覚悟出来てんだろォな…？」という普通の声と【よりにもよってクソ掌野郎と間違えやがってコロス】という心の声が聞こえてきたので、私の“個性”が元に戻り薬の効果が完全に切れた事が判明した。
そして同時に私が死ぬ事も確定した。ので、
普段弔さんに無駄にスキンシップされてたからな！馬乗り程度で動揺するAさんではないのだよ！！
テレポート良好。アポートも枕で実験したが問題なし。完全復活といってよいのではないだろうか！
『爆豪くん“個性”戻ったわーい！あと弔さんと間違えてごめんキレポイントいまだによくわかんないけど！！』
「な、あっ、テメェ勝手に読んでんじゃ…！ぶっ殺すぞ！！」
【腹立つけど戻ったっぽいな】【いつまでも辛気くさい顔されてたんじゃこっちまで迷惑だったし】
【いつも通りでよかった】
『ツンデレかよー！あと今日はパーカー貸してください無差別に読むんで！』
部屋に取りにいっていただき投げつけられました。
もう少し優しくしてくれてもよくない？
135話 HAHAHA！よくはないだろ→←アンケート結果発表！
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ほたる(プロフ) - 瑞稀さん» ありがとうございます(｀・ω・)ゞ次回予告は勢いと矛盾を意識してギャグ90％くらいで書いてるので笑っていただいて嬉しいです(*´艸`*) (2017年11月12日 11時) (
レス) id: 3dd2c6dc8f (このIDを非表示/違反報告)
瑞稀(プロフ) - 次回予告で盛大に吹きましたwwwめっちゃ好きですw (2017年11月9日 21時) (レス) id: be8945b53e (このIDを非表示/違反報告)
庵 - そう。頑張ってくれるナラ、何でも良いヨ。 (2017年10月23日 22時) (レス) id: 781a67beb0 (このIDを非表示/違反報告)
ほたる(プロフ) - 水千 翔さん» ありがとうございます( ；∀；)他の方々より執筆はだいぶ遅いと自覚はしているのですが、そう言っていただけるとほわっとします(*´ω｀*) (2017年10月20日 17時) (レス) id: c559bfe8e5 (このIDを非表示/違反報告)
ほたる(プロフ) - 庵さん» ありがとうございます！庵さん流ツンデレ激励と脳内変換して頑張ります！ (2017年10月20日 17時) (レス) id: c559bfe8e5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほたる | 作成日時：2017年2月14日 14時
