129話 あとでお礼を言いまくらなくちゃ…！ ページ36
一時的にプロヒーローか警察に預けるという案も出たが、両者事後処理でとんでもなく忙しいだろうしお断わりした。
危険だが私一人で両親が帰ってくるまで実家で過ごすのが無難だろうと提案したのだがあまりいい顔はされなかった。
だが他の方法もないので致し方なくといった具合に許可がおりようとした時、腕を掴まれぐいっと後ろに引っ張られた。
後ろを振り向くと犯人は爆豪くんであった。なにゆえ？
「コイツ、ウチで預かりますんで」
『待って？私それだとご迷惑かけすぎじゃない？あと私も君も狙われたんだから一緒にいるのは危険じゃ…』
「親にはさっき許可取った。テメェがウチにいるなんて考えもしねェだろうから逆に盲点だろ。」
『んんん…一理ある…。いやいやでもやっぱ悪いし…。』
しばらく口論したがまぁ私が爆豪くんに口で勝てるはずもなくお家にお邪魔する事が決定してしまったんですけどね。
車で迎えにきてくださった爆豪くんのお父さんに親近感を覚えつつ小一時間ほどで辿り着いた爆豪家に驚愕。
豪邸やないか。
何呆けてるんだと腕を引かれ玄関を潜ると女性版爆豪くんが待ち構えており、彼を見るなり熱い抱擁をしていた。
離せクソババアと叫ぶ爆豪くんをホールドしたまま私に向かってにっこりと微笑んでくれた女性版爆豪くんに深々とお辞儀をした。
『あ、えっと…今日から数日お世話に、なります…。心読 Aと申し、ます。』
「勝己から話は聞いてるわー！よろしくね、Aちゃん！自分の家だと思って寛いでね！」
『よろしく…お願いします。えっと…爆豪くんの、お姉さん？』
「やっだー違う違う、コイツの母親！」
本日の驚愕2つ目だ。
若くない？ドッキリに付き合わされてるのか？
目を点にしていると、今ご飯作るからお風呂先に入ってきちゃいなさいと風呂場に通された。
そういえば拉致られてから入ってないや。その状態でおんぶとか軽く死ねるんだが。
爆豪くんより先に入るのは少々躊躇われたが、さっさと入れと言われてしまったのでお言葉に甘える事にした。
想像通り広い風呂場に恐縮しながら体を洗い流していった。
湯船に浸かりながら、そういえば着替えとかどうしようかと考えていたが杞憂だった。
上がるとバスタオルとおそらく光己さん(爆豪くんのお母さん)の物と思われる着替えとメモが置いてあった。
“私のお古だけど使ってね！下着は新品だから！”と。
うおぉ…あとでお礼を言いまくらなくちゃ…！
130話 申し訳なさが溢れて縮む→←128話 めちゃくちゃ保護者された
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ほたる(プロフ) - 瑞稀さん» ありがとうございます(｀・ω・)ゞ次回予告は勢いと矛盾を意識してギャグ90％くらいで書いてるので笑っていただいて嬉しいです(*´艸`*) (2017年11月12日 11時) (
レス) id: 3dd2c6dc8f (このIDを非表示/違反報告)
瑞稀(プロフ) - 次回予告で盛大に吹きましたwwwめっちゃ好きですw (2017年11月9日 21時) (レス) id: be8945b53e (このIDを非表示/違反報告)
庵 - そう。頑張ってくれるナラ、何でも良いヨ。 (2017年10月23日 22時) (レス) id: 781a67beb0 (このIDを非表示/違反報告)
ほたる(プロフ) - 水千 翔さん» ありがとうございます( ；∀；)他の方々より執筆はだいぶ遅いと自覚はしているのですが、そう言っていただけるとほわっとします(*´ω｀*) (2017年10月20日 17時) (レス) id: c559bfe8e5 (このIDを非表示/違反報告)
ほたる(プロフ) - 庵さん» ありがとうございます！庵さん流ツンデレ激励と脳内変換して頑張ります！ (2017年10月20日 17時) (レス) id: c559bfe8e5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほたる | 作成日時：2017年2月14日 14時
