３４話 ページ35
そろそろ待ち合わせの時間になる。
公園のベンチのところ。
そこが待ち合わせの場所だ。
「遅いなぁ。もう１０分も過ぎてるよ…」
早くAに会いたくて。
早くその可愛い声で俺の名前を呼んで欲しくて、普段は気にしない時間を気にしてしまう。
「及川？俺らすげー暇なんだけど。」
「そーだよぉー。及川くん？帰り飲んでこうぜ。」
お前らさっき帰れって言っただろ。
後ろを向けばさっき別れたぼっくんと黒くん以下略が勢揃いしていた。
帰れよ。
京ちゃんを見ればすいませんと頭を下げる。
「あぁーもう！静かにしててよ。」
そういえばはーいなんて言って大人しくなった。
嵐の前の静けさだろうか。すごく大人しい。
もう一度言おう。
めちゃめちゃ大人しい。
「及川さん及川さんあれ。来たみたいですよ。」
前を見れば飛雄ちゃんと愛しのA。
「ありがと。京ちゃん。行ってくるね。」
そう言い、Aの元に走った。
走って行けば途中で飛雄が待っていた。
「及川さん。あと頼みます。」
「なんでお前なんかに頼まれなきゃいけないの？ばーか。でも……今までありがと。お前のおかげで男関係で心配する事もなかったし、なんか安心できた。ほんと感謝してる。
こんど…遊びに来いよ。」
そう言い飛雄ちゃんの肩をポンっと叩いた。
「はい！」
泣きそうな。嬉しそうな。そんな目をしていた。昔のようにキラキラしていた。
Aにこっそり近づく。
泣いているの？
そんなに俺は君を苦しめていたの？
「徹…そばにいなきゃだめだよ……」
悲しそうな声で言う。
俺はずっとそばにいるよ。
約束したもんね。
ずっとそばにいるって。
「いるよ。ずっとAのそばにいる。」
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(｢'ω')｢ｶﾗｵｹｪｪｪ!! - めっちゃ面白かったです！これからもどんどん頑張ってください!! (2018年1月16日 10時) (
レス) id: ebcdd8e978 (このIDを非表示/違反報告)
夏ミルク(プロフ) - 藍さん» ありがとうございます！！面白いが１番嬉しい言葉です！！及川さんかっこいいですよね！この作品やっと完結することができました！是非第二弾も読んで頂ければなぁと思います！ (2016年6月30日 16時) (レス) id: cd92f3c289 (このIDを非表示/違反報告)
夏ミルク(プロフ) - 藍さん» ありがとうございます！やっと完結することができました。応援ありがとうございました！第二弾も是非読んで頂ければ嬉しいです！ (2016年6月30日 16時) (レス) id: cd92f3c289 (このIDを非表示/違反報告)
螢(プロフ) - とても、面白いです！！！私も及川さんが好きなのでこの小説、大好きです(≧▽≦)これからも頑張って下さい！応援してます！！！ (2016年4月11日 23時) (レス) id: 436442ece7 (このIDを非表示/違反報告)
藍 - すごく面白いです。更新頑張ってください。 (2016年3月29日 14時) (レス) id: 47bba0b74f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夏ミルク | 作成日時：2016年3月15日 22時
