記憶の中の彼 ページ44
ｿﾞﾛ「……後はこっちは耐久力勝負だな…」
《「大佐」及び「中佐」のみ。少佐以下、出陣不要。精鋭200名により速やかに始末せよ》
中佐以上の海兵達が武器を構える。
ｳｿｯﾌﾟ「あれっ！？サンジは！？」
貴「先程までそこにいたが」
ｿﾞﾛ「何だァ！？どこ行きやがったこんな時に」
サンジが突如姿を消したが、それを待ってくれる筈もない。
「かかれ！」
「ニコ・ロビンと龍の姫を奪還せよ！！」
敵は容赦なく襲いかかって来る。
戦闘態勢に入る皆と共に、Aも洗心を構えたその時。
「っぅうああああぁぁぁああああああ！！！」
「「「！！？」」」
奪った護送船から、悲鳴が上がる。
思わず振り返った一味の目に映ったのは。
貴「っレイン！！」
動けないほどに疲弊しているチョッパーと、その脇で震える戦えないココロとチムニー、ゴンベに向かって、ゆっくりと歩き出すレインが目に入り、Aは駆けた。
ﾁｮｯﾊﾟｰ「やめろォ！おで…おれ！動けねェ！」
ｺｺﾛ「何すんら！正気に戻んなァ！」
ﾁﾑﾆｰ「うわーーー！」
貴「相和せよーーー巫女神楽！」
振り下ろされた刀の威力をいなし、チョッパー達の前にAは滑り込んだ。
ｿﾞﾛ「おいA！」
貴「大丈夫だ！レインは私が抑えるから皆は海兵達を頼む！」
案じるように呼び掛けてきたゾロに答えて、Aはレインと対峙する。
貴「レイン、」
名前を呼んで、本当に彼はレインなのかと目を疑った。
充血した目に込められた殺気。
『A』
その眼差しに、かつてAを優しく見守っていたレインの面影はなかった。
貴「レイン」
ﾚｲﾝ「ぐ…がが……！」
正気を失っていても、刀の構え方は記憶の中のレインと同じで。
ーーどうしてだろう
今目の前にいる男の雰囲気はまるで違うのに。
ーー昔、戦い方を教えてくれた時のことを、思い出してしまう
Aの脳裏には、かつて巨人族の2人が住むリトルガーデンで過ごした、3年間の日々が思い浮かんでいたのだった。
.
ー5th season(5-3)へ続くー
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夏目海(プロフ) - 白猫さん» コメントありがとうございます！レインの話は勿論ですが、オムライスのエピソードも考えてはいるので、出せるように頑張ります！ (2023年5月1日 15時) (
レス) id: 0c76f179cc (このIDを非表示/違反報告)
白猫 - 今後、レインがどうなってしまうのかとても気になります。レインが敵になると、とても強そうですね（笑）話の内容が、今後どうなるか気になります！なにげに、夢主がオムライスを作っているところ、食べているとこがみたいです。 (2023年4月30日 16時) (レス) id: ceb4aa3e93 (このIDを非表示/違反報告)
冬眠。(プロフ) - 夏目海さん» 迷惑にならなくて良かったです........！この作品大好きです、これからも頑張ってください！(⑉･ ･⑉) (2023年4月7日 12時) (レス) id: a8a625eabf (このIDを非表示/違反報告)
夏目海(プロフ) - 冬眠。さん» ご指摘ありがとうございます！訂正致しました。気を付けてるつもりなのですが、結構誤字もあるので、教えて頂けるととても有り難いです…！ (2023年4月7日 10時) (レス) id: 0c76f179cc (このIDを非表示/違反報告)
冬眠。(プロフ) - コメント失礼します。和心一閃の回ですが、レッドとレインのセリフが逆になっている気がしました。迷惑でしたら申し訳ないのですが…一応報告させていただきました。( . .)" (2023年4月7日 1時) (レス) @page33 id: a8a625eabf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夏目海 | 作成日時：2023年2月19日 8時
