夢現 ページ27
海底通路を駆け抜けて。
ﾌﾗﾝｷｰ「これが出口か！？」
ｷｷｮｳ「いえ、ここは…！？」
開けた場所に出て、フランキーがキキョウに聞いた時、ルフィが吹き飛ばされてくる。
ﾌﾗﾝｷｰ「麦わら！」
ﾙﾌｨ「フランキー！何しに来たんだこの野郎！」
ﾌﾗﾝｷｰ「俺を嫌うのも大概にしろてめェ！今は味方だ！諦めろ！」
ｷｷｮｳ「CP9のロブ・ルッチ…！彼に足止めされていたんですね…」
正義の門に続く扉の前に悠々と立ち塞がるのは、CP9の中でも最強に位置する男。
ﾙﾌｨ「お前ら頼む！ロビンとAを止めてくれ！」
もう2人は先に連れて行かれてしまったと言うルフィ。
ﾙﾌｨ「俺があいつを抑えるからよ！」
ｷｷｮｳ「承知しました！」
ﾌﾗﾝｷｰ「スーパー任せろ馬鹿野郎！」
3人は同時に駆け出した。
.
Aは花畑の中にいた。
貴「母上、これどうぞ！」
ﾂﾊﾞｷ「まあ、素敵な花冠」
菜の花で出来た花冠に頭に被せ、ツバキは美しく笑った。
幼いAは母と共に後宮の外へ出たことはなく、今こうして花畑にツバキと一緒にいる事が、とても新鮮だった。
ﾊｸ「器用なものだな」
貴「ハクは意外と不器用なんだな…」
歪な花冠を完成させたハクに、Aは噴き出した。
ﾂﾊﾞｷ「A、菜の花の花言葉は覚えている？」
貴「勿論！“小さな幸せ”ですよね」
ﾂﾊﾞｷ「そう」
Aの言葉に、ツバキは嬉しそうに頷くと、Aを優しく抱き締めた。
ﾂﾊﾞｷ「貴女が今いるこの場所こそが、小さな幸せで…何よりも大切なもの」
貴「母上…？」
ーーこの場所こそが、小さな幸せ…？
『Aー！早く来いよ！島が見えたぞ！』
チラ、と。
一瞬Aの脳裏に、懐かしい声が浮かぶ。
貴「あ、れ…」
ﾂﾊﾞｷ「A、忘れないで。貴女の幸せは、ここにあるのよ」
母の優しい声と。
『キツネさん…！』
苦しそうな、聞き覚えのある女性の声が重なる。
だけど。
ﾂﾊﾞｷ「A、」
不安そうなツバキの声音に、ハッと意識を目の前に戻すと、安心させるように強く抱き締め返した。
貴「大丈夫、母上。ずっと一緒にいますから」
Aのその言葉に返事を返したのは。
「本当にそれで良いの？」
優しい母のものとはまた違う、凛とした声だった。
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夏目海(プロフ) - 白猫さん» コメントありがとうございます！レインの話は勿論ですが、オムライスのエピソードも考えてはいるので、出せるように頑張ります！ (2023年5月1日 15時) (
レス) id: 0c76f179cc (このIDを非表示/違反報告)
白猫 - 今後、レインがどうなってしまうのかとても気になります。レインが敵になると、とても強そうですね（笑）話の内容が、今後どうなるか気になります！なにげに、夢主がオムライスを作っているところ、食べているとこがみたいです。 (2023年4月30日 16時) (レス) id: ceb4aa3e93 (このIDを非表示/違反報告)
冬眠。(プロフ) - 夏目海さん» 迷惑にならなくて良かったです........！この作品大好きです、これからも頑張ってください！(⑉･ ･⑉) (2023年4月7日 12時) (レス) id: a8a625eabf (このIDを非表示/違反報告)
夏目海(プロフ) - 冬眠。さん» ご指摘ありがとうございます！訂正致しました。気を付けてるつもりなのですが、結構誤字もあるので、教えて頂けるととても有り難いです…！ (2023年4月7日 10時) (レス) id: 0c76f179cc (このIDを非表示/違反報告)
冬眠。(プロフ) - コメント失礼します。和心一閃の回ですが、レッドとレインのセリフが逆になっている気がしました。迷惑でしたら申し訳ないのですが…一応報告させていただきました。( . .)" (2023年4月7日 1時) (レス) @page33 id: a8a625eabf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夏目海 | 作成日時：2023年2月19日 8時
