龍の姫の儀式 ページ14
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ﾙﾌｨ「お前！俺の仲間に手ェ出して無事で済むと思うなよ！」
ｼｱﾝ「仲間、ねェ…」
憤慨するルフィにシアンは冷静に笑みを浮かべた。
ｼｱﾝ「姫君には似合わない言葉ですね」
ﾙﾌｨ「何だと！？」
ｼｱﾝ「かつて姫君はCLで一年ほどの時を過ごしました。そこでは龍の姫としてね」
ｻﾝｼﾞ「龍の姫、」
その言葉には覚えがあった。
空島の帰りに、Aが話してくれたから。
ｼｱﾝ「もしかしたらご存知かもしれませんが、姫君は小刀を今も持っているのではありませんか？」
ﾅﾐ「あ、」
ナミが思い出す。以前、Aから預かった小刀。実際に使った所は見た事がなかったが。
ｼｱﾝ「龍の姫の儀式というものがありましてね。人の死をもって、龍の姫の力は覚醒するという」
一息置いて、シアンは笑みを崩さずに言った。
ｼｱﾝ「姫君はその小刀で、数え切れない数の人間を殺めたのですよ」
「「「！！？」」」
それは、初めて聞くAの過去だった。
『私にとっては……斬る事は弱さだから』
ｿﾞﾛ「……」
ゾロは、随分と前にAがポツリと呟いていた言葉を思い出していた。
ｼｱﾝ「結局力が覚醒する事はありませんでしたが…お分かり頂けましたか？姫君と貴方達とでは住む世界が違う」
ﾙﾌｨ「…過去は関係ねェ！AはAだ！」
ｼｱﾝ「それならどうして姫君は、大切な仲間である筈の貴方達に黙っていたのか…」
クツクツと、可笑そうにシアンは続けた。
ｼｱﾝ「龍の姫の儀式は本来、龍王が忌み嫌う血縁関係を切るためのものなのですよ」
ﾅﾐ「え…？」
ｼｱﾝ「姫君の母である…ツバキ元王妃についてはご存知ですか？」
皆が思い当たった。
大切そうに母親について話すA。
だけど、詳細については口をつぐんだA。
まさか、と。
嫌な予感がよぎる。
ｼｱﾝ「龍の姫の儀式の最初の犠牲者はツバキ元王妃。姫君はその昔、実の母を手にかけたのですよ」
全てに合点がいった。
だけど、その壮絶な事実に絶句した一味。
一瞬生まれた静寂は。
「お前が…！そうさせたんだろうがァ！！」
ｼｱﾝ「！？」
突然飛び込み、シアンを殴り飛ばした男によって、破られる事となった。
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夏目海(プロフ) - 白猫さん» コメントありがとうございます！レインの話は勿論ですが、オムライスのエピソードも考えてはいるので、出せるように頑張ります！ (2023年5月1日 15時) (
レス) id: 0c76f179cc (このIDを非表示/違反報告)
白猫 - 今後、レインがどうなってしまうのかとても気になります。レインが敵になると、とても強そうですね（笑）話の内容が、今後どうなるか気になります！なにげに、夢主がオムライスを作っているところ、食べているとこがみたいです。 (2023年4月30日 16時) (レス) id: ceb4aa3e93 (このIDを非表示/違反報告)
冬眠。(プロフ) - 夏目海さん» 迷惑にならなくて良かったです........！この作品大好きです、これからも頑張ってください！(⑉･ ･⑉) (2023年4月7日 12時) (レス) id: a8a625eabf (このIDを非表示/違反報告)
夏目海(プロフ) - 冬眠。さん» ご指摘ありがとうございます！訂正致しました。気を付けてるつもりなのですが、結構誤字もあるので、教えて頂けるととても有り難いです…！ (2023年4月7日 10時) (レス) id: 0c76f179cc (このIDを非表示/違反報告)
冬眠。(プロフ) - コメント失礼します。和心一閃の回ですが、レッドとレインのセリフが逆になっている気がしました。迷惑でしたら申し訳ないのですが…一応報告させていただきました。( . .)" (2023年4月7日 1時) (レス) @page33 id: a8a625eabf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夏目海 | 作成日時：2023年2月19日 8時
