海賊龍姫物語（4）

ぬるぬる ページ15

そればかりか。



ｻﾝｼﾞ「な…何だ！？こいつの皮膚…ぬるぬるする！」



魚巨人のビックバンはドジョウの血を引くため、肌がぬるぬるらしい。



ｻﾝｼﾞ「うおーーーあぶ…うおーーー」



つるつると滑る腕の上を転ばないよう必死に走るサンジ。



ｿﾞﾛ「何やってんだてめェは！アホか！！」


ｻﾝｼﾞ「あァ！？誰にアホっつったんだコラ！！」


貴「サンジ後ろ！」



ﾋﾞｯｸﾞﾊﾞﾝ「パンクパス！」


ｻﾝｼﾞ「ぐあ！！」



ツッコミを入れたゾロを振り返ったサンジの隙を狙って、ビッグバンはもう片手でサンジを弾き飛ばす。



あっという間に吹き飛ぶサンジの落下地点に、ハンバーグとゾロが回り込んだ。



ﾋﾟｸﾙｽ「お掃除タックル！」


ｿﾞﾛ「うわっ！」



しかし、ピクルスによってゾロも弾き飛ばされる。



一方ハンバーグはサンジを空中でキャッチし、更にパスを出す。



待ち受けるのはゾロを弾き飛ばしたピクルスだが、ゾロも負けじと戻ってきた。



ｿﾞﾛ「待てこの野郎よくも！」


ﾋﾟｸﾙｽ「イヒヒ！スピニングタックル！！」


ｿﾞﾛ「あ！？」



そんなゾロに対してピクルスは高速回転する事によって、またも弾き飛ばす。



《再び弾かれたロロノア！だけどAもピクルスに向かってきてるよ！》



ﾋﾟｸﾙｽ「小娘、てめェも吹き飛ばしてやる！」


貴「相和せよーーー」



ジッと回転を眺めながら、Aはその勢いに合わせて両手を振るう。



貴「ーーー巫女神楽」


ﾋﾟｸﾙｽ「うおォ！？」



《弾いた！？ピクルスの巨体をAが投げ飛ばす！》



ピクルスをカットする事には成功したが、その間にもサンジは宙を舞っていて。



《ビックバンが落下途中のハンバーグを掬い飛ばす！》



跳び上がったハンバーグが空中でサンジを掴んだ。



《これはリングが射程距離ーーー！！》



「「何とかしろゾロサンジAーーー！！」」



早くも訪れたピンチ。



ｿﾞﾛ「言われなくても…」


貴「分かってる」



Aがピクルスの足を払うと、バランスを崩したピクルスの足をそのままゾロが掴み、振り回す。



ｿﾞﾛ「ゴールなんかさせるかァ！！」


ﾋﾟｸﾙｽ「あああ！？ああああ」


ｿﾞﾛ「どオりゃあああーーー！！」



遠心力を利用して、そのままピクルスをハンバーグに向かって投げ飛ばす。

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