海賊龍姫物語（6-3）

別人？ ページ8

貴「…そもそも、あの男……スリラーバークのバーソロミュー・くまとは…多分、別人だ」


「「ええ！？」」


ﾛﾋﾞﾝ「確かに…雰囲気も攻撃方法も違う」


ﾅﾐ「じゃあ誰なのよ！」


貴「分からない」



Aの言葉を聞いて、頷いたロビンの横で、ナミとチョッパーは驚愕の表情を浮かべるが、A自身にも、気配が別人だという事以外は、何も情報がないのだ。



貴「分かるのは…あいつは間違いなく敵だという事…！」



言いながら、此方に飛んできたビームを、4人は掠りながらも躱した。




ルフィ達3人の最大威力の攻撃を食らってもなお、ケロッとしている丈夫なくま。一方、此方は少しずつ体力が削られ、ダメージが蓄積していく。





ｿﾞﾛ「……ウウ…！？」


ﾙﾌｨ「ハア…！おいゾロお前…！そんな動けない程やられたか…！？」


ｻﾝｼﾞ「放っとけ！ルフィ！アレを倒すのが先だ！」



ビームを避けきれず、倒れたゾロからターゲットを逸らす様に、前に出たサンジに続いて、ルフィも攻撃に転じる。




ｿﾞﾛ「ゲホ！……！ゼェ…ゼェ」


貴「一旦下がるぞ…！」


ｳｿｯﾌﾟ「おう！」



立ち上がりきれないゾロの両肩をAとウソップが支え、後ろに下がる。



その横からチョッパーが駆け出した。



ﾁｮｯﾊﾟｰ「刻蹄(ｺｸﾃｲ)桜吹雪(ﾛｾﾞｵﾐﾁｪｰﾘ)！」



一瞬よろけたくまは、しかしチョッパーの体を掴む。



ﾁｮｯﾊﾟｰ「うわっ」


ﾌﾗﾝｷｰ「ストロングハンマー！」



フランキーの加勢によって、チョッパーに向けられたビームは逸れるが、代わりにフランキーは重いパンチを食らうと、吹き飛ばされた。



ﾛﾋﾞﾝ「蜘蛛の華(ｽﾊﾟｲﾀﾞｰﾈｯﾄ)！」


ｳｿｯﾌﾟ「肉弾の戦闘能力も半端じゃねェ！」



何とかロビンがフランキーを受け止める。





ﾌﾞﾙｯｸ「ハイお気をつけてー！行きますよーー！飛燕(ｽﾜﾛｰ)ボンナバン！」



気を衒ったブルックの一撃は。



ﾌﾞﾙｯｸ「アレーー！止まっちゃいましたーー！」



肩に突き刺さり、その場で停止してしまう。



丁度真上に止まったブルックに、くまは口にビームを溜める。



ﾌﾞﾙｯｸ「ちょっとちょっとそれヤバイですってーーー！」


ｳｿｯﾌﾟ「必殺！アトラス彗星！」


「「！！」」



危機一髪、ウソップの遠距離攻撃で攻撃を免れ、ブルックは後ろに下がった。

攻撃ラッシュ→←VSバーソロミュー・くま

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