【past story】狐面の旅人15 ページ42
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儀式当日の朝。ローの部屋で最終確認を行っていた。
ﾛｰ「俺は単独で動く。ベポ、シャチ、ペンギンは島民を抑えて、脱出経路の確保。狐屋とイッカクは宝石族の女を救出しろ」
ﾍﾞﾎﾟ「アイアイキャプテン！」
「「「アイアイサー！」」」
貴「…アイアイサー？」
ハートの海賊団ならではの掛け声だろうか。
戸惑いつつもAも続けて言うと、ロー以外のクルーが笑った。
ﾍﾟﾝｷﾞﾝ「ハクも今は俺らの仲間だしな！」
ｲｯｶｸ「折角だし、ツナギ持ってこようか。あたしよりも小さいサイズだろうけど、あったかな…」
貴「いや、いい」
船長を除くハートの海賊団の一味全員が着用しているツナギの事だろう、とAは断る。
ーーそこまで馴れ合う必要はない
一時、手を組んでいるだけの海賊。あまり近付きすぎるのも良くないと思ったから。
ーーだけど、
船長への心酔具合。お揃いのツナギと、この和やかな空気。
ーーこの一味、絆は強いらしい
海へ出てから、色んな海賊を見てきた。
海賊の中には、仲間同士でも決して一枚岩とは言えない危うさを持つ所も多い。
だからこそ、ハートの海賊団には個人的に好印象を抱いているのも事実だった。
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日が暮れ、満月の夜。
厳かに真珠式の幕は上がった。
「姫様、祈りを」
ﾒｲｼﾞｰ「ええ」
森の奥、神の木の前で、剣舞を始めるメイジー。
その動きは洗練されたもので、流れるように手足が踊る。
動く度に舞う黄金の髪も、白い肌も。
練習風景を見ていた島の者でさえも、その美しさに息を呑んだ。
ﾒｲｼﾞｰ「カミヤ島の守り神、シノカミよ。宝石族の姫が参りました。二十年(ﾊﾀﾄｾ)の祈りをもって、カミヤ島に平穏をもたらしたまえ」
片膝をつき、祈りを捧げたメイジーは立ち上がると、一度振り返って、島民達を流し見る。
ーーいってきます
真珠式は宝石族の姫が20の歳に行われるカミヤ島の神聖なる儀式。
この儀式をもって、シノカミという守り神は、島に平穏をもたらしてくれる。
幼い頃から共に育ってきた島民達の役に立てるのが嬉しい。
ーーみんなと、これからも一緒に笑って生きられますように
願いを込めて、神の木の根本部分より、穴へと足を踏み入れたのだった。
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夏目海(プロフ) - 白猫さん» 夢主のお人好しは長所であり、短所でもありますからね（笑）良い感じに頁余ってるなと思って始めたのですが、楽しんで頂けているのなら何よりです…！占ツクの仕様、難しい時ありますよね！気にしないでください。 (4月14日 10時) (
レス) id: 50c0c2c670 (このIDを非表示/違反報告)
白猫 - なんかバグって、同じ文を２回も送ってしまいました。すみません。 (4月13日 21時) (レス) id: ceb4aa3e93 (このIDを非表示/違反報告)
白猫 - ローもお人好しだけど、夢主も大概だね〜w そこが夢主の良いところでもあるんだけどね。そのお人好しが場合によっては、判断を鈍らせそうだな… 夢主とローたちの出会いを書いてくださってありがとうございます！忘れたくても忘れられない、出会いですね！最高！ (4月13日 21時) (レス) id: ceb4aa3e93 (このIDを非表示/違反報告)
白猫 - ローもお人好しだけど、夢主も大概だね〜w そこが夢主の良いところでもあるんだけどね。そのお人好しが場合によっては、判断を鈍らせそうだな… 夢主とローたちの出会いを書いてくださってありがとうございます！忘れたくても忘れられない、出会いですね！最高！ (4月13日 21時) (レス) id: ceb4aa3e93 (このIDを非表示/違反報告)
夏目海(プロフ) - あーむさん» 初めまして、コメントありがとうございます！FILMシリーズは書いてみたいと思ってるのですが、SW以外は2年後の為、まずは本編を進めようと考えています！マイペース更新ですが、お付き合いいただけたら嬉しいです！ (4月2日 11時) (レス) id: acd2700718 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夏目海 | 作成日時：2024年3月5日 13時
