【past story】狐面の旅人5 ページ32
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ﾒｲｼﾞｰ「はい、飴のお菓子！」
2人で村を歩いていると、度々メイジーは声をかけられ、時に色んなものを貰ってきた。
今も、飴細工のお菓子を2つ貰い、Aに分けてくれる。
ﾒｲｼﾞｰ「食べてみて？」
貴「うん……甘い」
自然由来の素材で作られた優しい甘さに、Aは口元を緩ませる。
ﾒｲｼﾞｰ「一通り村は回った…かな。次は森の方を案内するわ！」
「姫様、森へ行くなら気を付けて！」
「怪我しないようにね」
ﾒｲｼﾞｰ「わかってる！行ってきまーす！」
生い茂る木々の中に踏み入ると、鳥の囀りが聴こえてくる。
ﾒｲｼﾞｰ「ねえ、ハクって旅人なんでしょ？今までに行った島の話をしてよ！」
貴「今までに行った島、か…」
これまで、様々な場所を訪れたから、どれを話そうかと少し考える。
2人の巨人がいる島。
砂漠の国。
自然だらけの無人島。
争いを知らない、平和な島。
ポツリ、ポツリと。
Aから語られる話の一つ一つに、メイジーは目を輝かせて相槌を打つ。
ﾒｲｼﾞｰ「すごい！すごいわ。本当に色んな場所があるのね」
貴「今まで、私のような外海の人間から、外の話は聞かなかったのか？」
ﾒｲｼﾞｰ「外海の人って言っても、ここに来るのは海賊ばかりだし。村のみんなに海賊と関わるのはダメって言われてるの。村人達はみんな海賊を歓迎してるのに、あたしだけ！」
少し不満げなメイジーにAは苦笑する。
貴「異常に怪我を心配していたり…ここの人達は随分とお前の事が大切なようだな」
ﾒｲｼﾞｰ「それはあたしが宝石族の姫様だからよ」
貴「宝石族？」
初めて聞く種族の名に首を傾げるが、メイジーはその問いには答えず、「着いた」と目の前を指差す。
ﾒｲｼﾞｰ「ここが、この島で1番神聖な場所なの」
言われる先に目をやり、Aは見開いた。
見渡す限り木に囲まれていた景色から一転、開けた場所に、1本の巨大な木が聳え立っていたのだった。
ﾒｲｼﾞｰ「これは神の木」
一見すると、天にまで届きそうなほど巨大な木。
だが、見れば見るほどに不思議と惹き込まれる神聖さを纏っていた。
ﾒｲｼﾞｰ「根元に、穴があるのが分かる？」
言われた場所を見ると、確かに洞穴のようになっていた。
人1人が入っていけそうな穴の先は暗く、中の様子までは分からない。
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夏目海(プロフ) - 白猫さん» 夢主のお人好しは長所であり、短所でもありますからね（笑）良い感じに頁余ってるなと思って始めたのですが、楽しんで頂けているのなら何よりです…！占ツクの仕様、難しい時ありますよね！気にしないでください。 (4月14日 10時) (
レス) id: 50c0c2c670 (このIDを非表示/違反報告)
白猫 - なんかバグって、同じ文を２回も送ってしまいました。すみません。 (4月13日 21時) (レス) id: ceb4aa3e93 (このIDを非表示/違反報告)
白猫 - ローもお人好しだけど、夢主も大概だね〜w そこが夢主の良いところでもあるんだけどね。そのお人好しが場合によっては、判断を鈍らせそうだな… 夢主とローたちの出会いを書いてくださってありがとうございます！忘れたくても忘れられない、出会いですね！最高！ (4月13日 21時) (レス) id: ceb4aa3e93 (このIDを非表示/違反報告)
白猫 - ローもお人好しだけど、夢主も大概だね〜w そこが夢主の良いところでもあるんだけどね。そのお人好しが場合によっては、判断を鈍らせそうだな… 夢主とローたちの出会いを書いてくださってありがとうございます！忘れたくても忘れられない、出会いですね！最高！ (4月13日 21時) (レス) id: ceb4aa3e93 (このIDを非表示/違反報告)
夏目海(プロフ) - あーむさん» 初めまして、コメントありがとうございます！FILMシリーズは書いてみたいと思ってるのですが、SW以外は2年後の為、まずは本編を進めようと考えています！マイペース更新ですが、お付き合いいただけたら嬉しいです！ (4月2日 11時) (レス) id: acd2700718 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夏目海 | 作成日時：2024年3月5日 13時
