【extra story】届かぬ壁 ページ24
バーソロミュー・くまによって、次々に仲間が消されていく悪夢。
ルフィ「A!!」
ただ1人、最後に残った仲間に、ルフィは必死で手を伸ばした。
貴「ル…フィ…、」
体が少しも動かないらしいAの弱々しい声が、かろうじて耳に届く。
『私、麦わらの一味で良かった』
サニー号で、笑っていたAの顔が浮かぶ。
貴「逃、げろ…」
動けないほどにボロボロになって。
それでもAはルフィの事を案じる。
『ルフィ、泣くな。もう大丈夫だから』
『ほら、早く食べて。エースには内緒だぞ』
『私はA。ここに住んでるんだ。よろしく、ルフィ』
言葉が、浮かんでは消える。
ルフィ「A!!お前だけは…!」
あと少し。
もう少しで、Aに届くその手は。
貴「…っ…にげて……」
ルフィ「!!!」
空を斬って。
今この瞬間まで、確かに此処に居たはずの姉の姿は、跡形もなく消え去った。
ルフィ「ウ……!…A……!」
溜まった涙が、ポタリポタリと地面に落ちる。
ルフィ「ウゥゥ…!……何だ俺は……!」
地面に蹲り、頭を抱えながら、ルフィは嘆いた。
ルフィ「……仲間1人も゛…!救えな゛い゛っ…!」
立ちはだかる壁はあまりに高く、越えられない。
偉大なる航路(グランドライン)シャボンディ諸島12番GR、
この日、船長モンキー・D・ルフィ率いる海賊団“麦わらの一味”は、完全崩壊を喫した。
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夏目海(プロフ) - 白猫さん» 夢主のお人好しは長所であり、短所でもありますからね(笑)良い感じに頁余ってるなと思って始めたのですが、楽しんで頂けているのなら何よりです…!占ツクの仕様、難しい時ありますよね!気にしないでください。 (4月14日 10時) (レス) id: 50c0c2c670 (このIDを非表示/違反報告)
白猫 - なんかバグって、同じ文を2回も送ってしまいました。すみません。 (4月13日 21時) (レス) id: ceb4aa3e93 (このIDを非表示/違反報告)
白猫 - ローもお人好しだけど、夢主も大概だね〜w そこが夢主の良いところでもあるんだけどね。そのお人好しが場合によっては、判断を鈍らせそうだな… 夢主とローたちの出会いを書いてくださってありがとうございます!忘れたくても忘れられない、出会いですね!最高! (4月13日 21時) (レス) id: ceb4aa3e93 (このIDを非表示/違反報告)
白猫 - ローもお人好しだけど、夢主も大概だね〜w そこが夢主の良いところでもあるんだけどね。そのお人好しが場合によっては、判断を鈍らせそうだな… 夢主とローたちの出会いを書いてくださってありがとうございます!忘れたくても忘れられない、出会いですね!最高! (4月13日 21時) (レス) id: ceb4aa3e93 (このIDを非表示/違反報告)
夏目海(プロフ) - あーむさん» 初めまして、コメントありがとうございます!FILMシリーズは書いてみたいと思ってるのですが、SW以外は2年後の為、まずは本編を進めようと考えています!マイペース更新ですが、お付き合いいただけたら嬉しいです! (4月2日 11時) (レス) id: acd2700718 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夏目海 | 作成日時:2024年3月5日 13時