【extra story】やわらかい眼差し1 ページ21
ブルックが麦わらの一味音楽家になってから、気づいたことがある。
ﾌﾞﾙｯｸ「Aさん…」
貴「！？」
穏やかな気候が続くある午後の日。
ナミのみかん畑の近くで、柵に持たれて本を読んでいた女性クルーの名を呼ぶと、大袈裟なまでにその華奢な肩が震えた。
貴「な、んだ？」
一瞬声が裏返ったAはブルックを見上げる。
それがただ、驚いたからのものではない事は、ブルックはここ数日で気付いた。
ーー私の見た目のせいですね
骸骨の体となってから、50年1人きりで生きてきたブルック。
最近になって、人と関われた事は彼にとって大きな喜びだが、同時に、自身の見た目は、人を怖がらせるものだという事も身をもって実感した。(元々、鏡や水面に写る自身の姿に驚く事も多かったが)
麦わらの一味の面々もまた、始めは随分と怖がられたものだが、すぐに殆どのクルーは慣れ、ブルックに驚く回数も減ったように思える。
しかし、Aは未だに、こうして怯える様な仕草を見せるのだ。
ーーきっと彼女は、この一味の中でも、特段怖いものが苦手なのだろう
ﾌﾞﾙｯｸ「何の本を読んでいるんですか？」
貴「物語…動物と話せる女の子のストーリー。ロビンに面白かったからと借りたんだ」
ポンポンと隣を軽く叩きながら言うAの意図を知り、ブルックは遠慮がちに人1人分の距離を空けて、隣に座る。
貴「ここは穴場でな。落ち着いて過ごしたい時にはお勧めだ」
柵に持たれて見上げると、綺麗な青色の空が広がっていて。そよそよと潮の香りを運ぶ心地良い風に、仄かな蜜柑の匂いも混ざる。
ﾌﾞﾙｯｸ「…なるほど、確かに良い場所ですね」
ブルックの言葉に微笑んだAは、また本に目を落とす。
どうやら、一緒にいても良いらしい。ブルックは目を閉じて、穏やかな空気を感じていた。
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夏目海(プロフ) - 白猫さん» 夢主のお人好しは長所であり、短所でもありますからね（笑）良い感じに頁余ってるなと思って始めたのですが、楽しんで頂けているのなら何よりです…！占ツクの仕様、難しい時ありますよね！気にしないでください。 (4月14日 10時) (
レス) id: 50c0c2c670 (このIDを非表示/違反報告)
白猫 - なんかバグって、同じ文を２回も送ってしまいました。すみません。 (4月13日 21時) (レス) id: ceb4aa3e93 (このIDを非表示/違反報告)
白猫 - ローもお人好しだけど、夢主も大概だね〜w そこが夢主の良いところでもあるんだけどね。そのお人好しが場合によっては、判断を鈍らせそうだな… 夢主とローたちの出会いを書いてくださってありがとうございます！忘れたくても忘れられない、出会いですね！最高！ (4月13日 21時) (レス) id: ceb4aa3e93 (このIDを非表示/違反報告)
白猫 - ローもお人好しだけど、夢主も大概だね〜w そこが夢主の良いところでもあるんだけどね。そのお人好しが場合によっては、判断を鈍らせそうだな… 夢主とローたちの出会いを書いてくださってありがとうございます！忘れたくても忘れられない、出会いですね！最高！ (4月13日 21時) (レス) id: ceb4aa3e93 (このIDを非表示/違反報告)
夏目海(プロフ) - あーむさん» 初めまして、コメントありがとうございます！FILMシリーズは書いてみたいと思ってるのですが、SW以外は2年後の為、まずは本編を進めようと考えています！マイペース更新ですが、お付き合いいただけたら嬉しいです！ (4月2日 11時) (レス) id: acd2700718 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夏目海 | 作成日時：2024年3月5日 13時
