ネガティブ ページ13
ｳｿｯﾌﾟ「悩み事ならこのキャプテン・ウソップ様が聞くぜ？」
貴「ウソップの鼻って遺伝なのか？」
ｳｿｯﾌﾟ「そんなしょーもない事で悩むな！」
ツッコミつつ、音を立ててAの隣に座ると、ウソップは嘆息する。
ｳｿｯﾌﾟ「エースの事、実は悩んでんだろ」
黙り込んだAにウソップは「やっぱりな」と腕を組んで何度か頷いた。
ｳｿｯﾌﾟ「分かるぜその気持ち。ルフィが底抜けにポジティブだからな。逆にネガティブになる気持ちはよく分かる」
貴「…エースが強いのは私も知ってる」
『次に会うときは、海賊の高みだ』
白髭海賊団で隊長を務める彼の実力は既に、Aよりもずっと上である事も、分かっている。
だけど。
『心配すんな』
ーー消えない
ーーあの時感じた、背筋の悪寒が
『この海は繋がってんだ。お前がルフィと一緒にいるなら、いつかまた会えるさ』
貴「…何故か消えないんだ。嫌な予感が」
ｳｿｯﾌﾟ「ネガティブのプロである俺が、その対処法を教えてやろうか？」
得意げに自身を指差すウソップに、首を傾げた。
ｳｿｯﾌﾟ「乗っかっちまうのさ。自分のネガティブに勝るポジティブ野郎に！」
貴「…それって、」
ｳｿｯﾌﾟ「そう、この船にはルフィがいるだろ？あいつのポジティブさは無限大だ」
要は気持ちの持ちようなのだと彼は言う。
ｳｿｯﾌﾟ「まあ、気持ちだけじゃどうにもなんねェかもしれねェが……ルフィは…ルフィなら、いつも何とかしちまうだろ？」
貴「うん」
ｳｿｯﾌﾟ「あいつが大丈夫っつってんだ。きっと何とかなるさ」
貴「……ふふ、」
思わずAは噴き出した。
貴「そんな乗り越え方があるなんて知らなかった。何だか本当に大丈夫な気がしてくるから不思議だ」
ｳｿｯﾌﾟ「だろ！？」
貴「流石ウソップ」
ｳｿｯﾌﾟ「俺はいつか勇敢なる海の戦士になる男だが、時に弱気になるときもあるからな！乗り越え方は心得ておかねェとな！」
貴「前から思っていたんだが、勇敢なる海の戦士って何だ？」
ｳｿｯﾌﾟ「そのままさ！」
勇敢な海の戦士だよ！とウソップは目を輝かせた。
特に、以前リトルガーデンで会ったブロギーとドリーの生き方に感銘を受けたと言う。
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夏目海(プロフ) - カケさん» 仰る通り、チョッパーの夢は万能薬ですよね！今回は東の海編なので出ませんでしたが、素敵な夢ですよね。（コメントが意図するものでなかったら、すみません） (3月5日 22時) (
レス) @page50 id: 0c76f179cc (このIDを非表示/違反報告)
カケ - チョッパーは万能役を目指し (3月5日 16時) (レス) @page16 id: 432e5e7332 (このIDを非表示/違反報告)
夏目海(プロフ) - 白猫さん» ありがとうございます！ルフィと過ごした年数が長いので、彼の影響も強く受けてると思います（笑） (3月3日 14時) (レス) id: 0c76f179cc (このIDを非表示/違反報告)
白猫 - 夢主の「もしものストーリー」とてもいいですね！違和感もないですし、何ならもしものストーリの話も全部見てみたい気持ちもありますww 夢主もルフィと同じように、みんなの心に刺さるような言葉をサラッと言うのイイですね〜！ (3月2日 19時) (レス) id: ceb4aa3e93 (このIDを非表示/違反報告)
夏目海(プロフ) - れなさん» ありがとうございます！冒険や生き様、仲間の絆メインのストーリーなので、逆ハーは私の力量的に難しいかもですが、少しずつ恋愛要素も織り交ぜられたらと思うので、今後も見守っていただけると幸いです。マイペース更新ですが、今後もよろしくお願いいたします！ (2月18日 19時) (レス) id: 8c8ee5df8e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夏目海 | 作成日時：2023年11月22日 9時
