船長の威厳 ページ24
一味間で決めていた事……それは、ウソップがたとえ帰って来たいと思っていたとしても、こちらからは下手に出ないという事だった。
麦わらの一味は海賊で、ルフィは船長。
いつも同い年で仲の良いルフィとウソップでも、こういう場面で船長の威厳を保てないようであれば、海賊団として成り立たなくなってしまう。
だからこそ、ガレーラカンパニーの仮設本社が留守にならないように、誰かは必ず待っていた。
それでも、ウソップは来なかった。
ルフィ「これが答えだ!海賊はやめねェだろうから、そのうち海で会えると良いなー!」
いかにも無理していますと言わんばかりの笑顔でルフィは言う。
ーーもう少しだけ、待ってあげたい
誰もがそう思っただろうが、その想いを遮るように、次の刹那、砲弾が飛んでくる。
フランキー「しまった!見つかったぞ海軍だ!」
ルフィ「じいちゃん!?」
ガープ率いる軍艦が目に見える位置まで来ていた。
《ルフィーーー!Aちゃーーーん!こちらじいちゃん、こちらじいちゃん》
ルフィ「おいじいちゃん!俺達の事、ここでは捕まえねェっつったじゃねェか!」
《いや、しかしまあ色々あってな。すまんがやっぱり海の藻屑となれ!》
お詫びにガープ1人で相手すると言うが、Aはその言葉に冷や汗をかく。
貴「マズい…、」
ナミ「え!?」
貴「彼の異名は拳骨のガープ。彼1人でも、まともに相手すれば、船が沈むぞ」
砲弾を手に持ったガープは思い切り振りかぶる。
ガープ「拳・骨…」
貴「相和せよーーー」
寒気を感じつつもAは洗心を抜く。
ガープ「隕石(メテオ)っ!!」
貴「ーーー巫女神楽!」
「「「うおォっ!!」」」
まっすぐに飛んできた砲弾の軌道を辛うじて逸らすと、船のすぐ近くで爆発した。
サンジ「素手で大砲撃った!?」
ゾロ「大砲よりよっぽど強く飛んできたぞ!」
チョッパー「Aが弾いてくれてなかったら…直撃してた」
ナミ「とにかく逃げるわよ!?」
砲弾1000発を用意し、大量に投げる気満々のガープに、全員の顔色が変わる。
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夏目海(プロフ) - 羽澄さん» その予定です。お待たせしております。期待に少しでも応えられるよう、精一杯頑張ります! (10月7日 15時) (レス) id: d43896e1f9 (このIDを非表示/違反報告)
夏目海(プロフ) - 白猫さん» お待たせしております!期待に少しでも応えられるよう、精一杯頑張ります! (10月7日 15時) (レス) id: d43896e1f9 (このIDを非表示/違反報告)
羽澄(プロフ) - 明日公開ですか?楽しみにしてます! (10月7日 14時) (レス) @page41 id: 695e9108ed (このIDを非表示/違反報告)
白猫 - もう少しで見れる!楽しみ! (10月6日 19時) (レス) id: ceb4aa3e93 (このIDを非表示/違反報告)
夏目海(プロフ) - 蒼さん» 10月ですね!笑 6th seasonは8日か9日頃に公開予定ですので、もう少しお待ちいただけると幸いです…! (10月4日 20時) (レス) id: 0c76f179cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夏目海 | 作成日時:2023年7月23日 21時