船大工 ページ23
フランキーの目に溜まった涙が溢れた時。
巨大なバッグがフランキーの元に落ちる。
フランキー「何だァ!?」
「旅の荷物です!アニキ!」
フランキー一家が謝りながらも、自分達なりに精一杯考えたのだと話す。
フランキー「ねェ頭で何を考えたってんだよ!」
「申し訳ねェ…!でも少しくらい考えたらダメですか!?俺達みてェなゴロツキを拾ってくれた大恩人の…あんたの幸せも考えたらダメですか!!?」
この言葉はまっすぐに、フランキーに突き刺さる。
もう、ロビンは攻撃の手を止めていて。
フランキー「いでー!いでーー!涙が出る!」
それでも止まらない涙は、精一杯の兄貴分としてのプライドだった。
ゾロ「ルフィーーー!!」
サンジ「大変な事になってきた!!」
と、そこへ。
走って戻ってきたゾロとサンジが合流する。
ゾロ「お前のじいさんが戻って来たぞ!向こうの海岸で攻撃態勢で俺達を探してる!」
ルフィ「えェ!?何で!?」
貴「孫だから捕まえないと言って、上に怒られたとか?」
理由は定かではないが、出航準備を急がなければならない。
となれば、ルフィはポイとフランキーにパンツを投げる。
ルフィ「さァ乗れよフランキー!俺の船に!!」
フランキー「…へへへ、生意気言うんじゃねェよ!」
涙を拭い、サングラスをかけたフランキーは、これだけ立派な船に大工が居ないなんて、船が不憫だと、皮肉を返す。
フランキー「仕方ねェ!世話してやるよ!おめェらの船の船大工!!このフランキーが請け負った!!」
ルフィ「ぃやったァーーー!!新しい仲間だーーー!!」
麦わらの一味に新たに船大工が加わり、皆が満足げに笑みを浮かべたのだった。
.
ルフィ「出航ーーー!!」
帆が張られ、船が動き出す。
フランキー「本当に良いのか麦わら。もう1人待たなくて」
ルフィ「待ってたさ!」
未だ来ぬもう1人…ウソップを案じフランキーは言うが、ルフィは笑みを浮かべる。
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夏目海(プロフ) - 羽澄さん» その予定です。お待たせしております。期待に少しでも応えられるよう、精一杯頑張ります! (10月7日 15時) (レス) id: d43896e1f9 (このIDを非表示/違反報告)
夏目海(プロフ) - 白猫さん» お待たせしております!期待に少しでも応えられるよう、精一杯頑張ります! (10月7日 15時) (レス) id: d43896e1f9 (このIDを非表示/違反報告)
羽澄(プロフ) - 明日公開ですか?楽しみにしてます! (10月7日 14時) (レス) @page41 id: 695e9108ed (このIDを非表示/違反報告)
白猫 - もう少しで見れる!楽しみ! (10月6日 19時) (レス) id: ceb4aa3e93 (このIDを非表示/違反報告)
夏目海(プロフ) - 蒼さん» 10月ですね!笑 6th seasonは8日か9日頃に公開予定ですので、もう少しお待ちいただけると幸いです…! (10月4日 20時) (レス) id: 0c76f179cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夏目海 | 作成日時:2023年7月23日 21時