クモクモ ページ13
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女性メンバーで買い物をした翌日。
各々が好きなように過ごすなか、Aは1人、屋根の上で空を見上げていた。
何処までも続く澄んだ青い空を、ゆっくりと泳ぐように雲が動いていく。
その雲の中に、高速で移動する雲を見つけた刹那、その雲から人影が飛び降りてくる。
自身の隣に着地した人影を、Aは流し見る。
貴「待ち合わせ時刻を数分過ぎているぞ」
いつかの逆だな、と。ゆるりと笑ってAがそう言えば。
ｷｷｮｳ「すみません。此方から指定したのに」
苦笑しつつ、キキョウはAの隣に腰掛けた。
貴「まさか悪魔の実の能力者だったとは思わなかった」
ｷｷｮｳ「クモクモの実。自在に雲を生み出すことができ、移動手段としては便利ですが、戦闘向きではありませんからね」
貴「そうでもないと思うが」
使う機会が少ないのだと言うキキョウに、Aはそう返す。
貴「偉大なる航路(ｸﾞﾗﾝﾄﾞﾗｲﾝ)のとある島では、雲の形状を変化させる事で、強力な武器として用いていた」
あくまでキキョウは自分の能力を、海を渡る事に特化させているようだし、それもまた貴重な使い道だが。
貴「能力を生かすも殺すも、キキョウ次第だ」
麦わらの一味に正式に加入して訪れた、上空1万メートルの島での戦いを見ていたAだからこそ、勿体無いと感じてしまったのだ。
貴「…それより、本題に入ろうか。龍の国での事を聞かせてくれ」
話題を変えると、キキョウの表情が引き締まった。
ｷｷｮｳ「此度の事件は、既に国王もカンナ王妃も耳に入れてあります。そして、政府にもう姫様の正体が知れ渡ってしまっていることも」
龍の姫としてエニエス・ロビーにいたA。龍の国が半鎖国状態とはいえ、今回の件で、良くも悪くもAの正体を知る人間は、格段に増えてしまっただろう。
ｷｷｮｳ「私の主は、こう判断しました………こうなれば、龍の姫の事を…姫様が生きているということを、大々的に報道させてしまった方が、結果的に姫様の安全に繋がるだろうと」
キキョウの主の言う意味は理解できた。
行方が知れなかった龍の国の王女が生きて、麦わらの一味の元にいる。
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夏目海(プロフ) - 羽澄さん» その予定です。お待たせしております。期待に少しでも応えられるよう、精一杯頑張ります！ (10月7日 15時) (
レス) id: d43896e1f9 (このIDを非表示/違反報告)
夏目海(プロフ) - 白猫さん» お待たせしております！期待に少しでも応えられるよう、精一杯頑張ります！ (10月7日 15時) (レス) id: d43896e1f9 (このIDを非表示/違反報告)
羽澄(プロフ) - 明日公開ですか？楽しみにしてます！ (10月7日 14時) (レス) @page41 id: 695e9108ed (このIDを非表示/違反報告)
白猫 - もう少しで見れる！楽しみ！ (10月6日 19時) (レス) id: ceb4aa3e93 (このIDを非表示/違反報告)
夏目海(プロフ) - 蒼さん» 10月ですね！笑 6th seasonは8日か9日頃に公開予定ですので、もう少しお待ちいただけると幸いです…！ (10月4日 20時) (レス) id: 0c76f179cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夏目海 | 作成日時：2023年7月23日 21時
