普通の女の子 ページ12
ﾅﾐ「こうして見ると、海賊には見えないわね」
ﾛﾋﾞﾝ「どこかのお嬢様ね」
貴「お嬢様は刀を持たないだろう」
普段着にはあまり向かない気もするが、2人の勧めで購入する事に。
その後も、動きやすい服を何着か購入する。(Aが選ぶとナミもロビンも反対する為、2人に任せた)
そして買い物を終え、近くのカフェに入り、飲み物を注文する。
ﾅﾐ「それにしてもAがこんなにセンス無かったなんてね」
可笑しそうにナミが言うと、ロビンも笑った。
ﾅﾐ「肉の模様のTシャツを選んだときは冗談かと思ったわよ」
貴「可愛いと思ったんだが」
ﾅﾐ「あれで喜ぶのはルフィくらいでしょ」
オレンジティーを飲みながら、ナミは嘆息した。
ﾛﾋﾞﾝ「Aはルフィのことが好きだものね」
ﾅﾐ「前から思ってたけど、Aってもしかしてブラコンの気がある？」
貴「ブラコン具合で言うと、エースも負けていない気がするが…」
以前アラバスタで会ったときの兄を思い出す。
ﾅﾐ「そういえば、あんたにとってもお兄さんになるんだっけ」
ﾛﾋﾞﾝ「エース…ってまさか、四皇白髭海賊団の？」
貴「そう、2番隊隊長の火拳」
初耳だったらしいロビンに言うと、やはり驚かれた。
ﾅﾐ「血が繋がっていないとはいえ、すごい家族よねェ」
ﾛﾋﾞﾝ「ナノハも龍の国の王女だものね」
貴「こうして見ると、普通の女の子なんだけどねー」
何気なく言ったナミの、“普通の女の子”が妙に擽ったくて。
貴「…2人だって、そうだろう」
同時に思う。
貴「こうしてお茶をしている女子3人が、まさか世界政府に宣戦布告した海賊だなんて、誰も思わない」
そう言えば、ナミとロビンが同時に噴き出した。
ナミはかつて、故郷の島を魚人族に支配され、ナミ自身も過酷な扱いを受けていた。
ロビンは20年前に故郷を滅ぼされ、命を狙われ、裏切りの世界で生きてきた。
Aは国を盾にされた事で母を殺め、多くの命を犠牲にし、大切なものをつくらないようにしてきた。
みんな、独りで生きてきた過去をもつから。
全てを語り合うことがなくとも、それをお互いに何となく理解しているから。
これ以上、誰も踏み込まずに、たわいない話で盛り上がった。
今、訪れた…かけがえのない日常を慈しむように。
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夏目海(プロフ) - 羽澄さん» その予定です。お待たせしております。期待に少しでも応えられるよう、精一杯頑張ります！ (10月7日 15時) (
レス) id: d43896e1f9 (このIDを非表示/違反報告)
夏目海(プロフ) - 白猫さん» お待たせしております！期待に少しでも応えられるよう、精一杯頑張ります！ (10月7日 15時) (レス) id: d43896e1f9 (このIDを非表示/違反報告)
羽澄(プロフ) - 明日公開ですか？楽しみにしてます！ (10月7日 14時) (レス) @page41 id: 695e9108ed (このIDを非表示/違反報告)
白猫 - もう少しで見れる！楽しみ！ (10月6日 19時) (レス) id: ceb4aa3e93 (このIDを非表示/違反報告)
夏目海(プロフ) - 蒼さん» 10月ですね！笑 6th seasonは8日か9日頃に公開予定ですので、もう少しお待ちいただけると幸いです…！ (10月4日 20時) (レス) id: 0c76f179cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夏目海 | 作成日時：2023年7月23日 21時
