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私たち魔法少女、大正時代に来ちゃいました! ページ3

とても変な気分。

なぜって、気づけば目の前には絵本の中の昔話のような世界が広がっていたから。




梨ナ「ちょっと朝霧!ここどこよ?なんで私たちを外国なんかに瞬間移動させたわけ?」


露乃「潮井、ここは外国じゃないわ。昔の日本よ。きっと。

  だってどう見ても町中の風景が大正時代の日本じゃない。」


さりな「んなこと言ったって、ありえないだろ。

  朝霧のステッキは時間を超えられるものじゃない。

  時代劇の撮影現場か何かに飛ばされたんじゃねえの?」


露乃「そんなの、ありえないと言えば私たち魔法少女が居る。というこの事実自体も

  否定することになるわよ。だって魔法の存在自体があり得ないんですもの。

  魔法の中じゃ、ここが現実だったとしても何でもありなのよ。

  仮に、ドラマか何かのセットだとしたら、規模が大きすぎると思わない?」


確かに露乃の言う通り、果てしなく続いて見える古風な町並みや、

同じくあからさまに「和」を漂わせた格好をした人々が、

まるでいつもそうしているかのように楽し気に私語を交わしている様子は

時代劇の撮影にしては自然すぎるとも思えてくる。



清春「それじゃ、朝霧さんの銃口が向けられていない私たちがここにきていることも、

  まったくおかしくないと言えるわけ?」


彩「清春さん!」


虹海「私もいるよ!あやっぴー!」


梨ナ「で、結局なんで私たちはここにいるんだよ?」


露乃の考察を理解するのにに頭が回りきらず、しびれを切らしたように梨ナが言う。


露乃「それはまだわからない。とりあえず状況を整理しましょ。まず私と朝霧さんと

  潮井と雫芽は町に出かけ、馬鹿な通り魔に襲われそうになった。

  そこを朝霧さんが自分のステッキを使用して私たちを瞬間移動させ、

  助けてくれた。しかし、移動先がまるで時代の境目をも越した様な場所だった。」


そうだ。とりあえず時間を止めようとした露乃の行動を彩が妨げ、ステッキを使って

自分もろとも移動させたのだ。


沙雪「となると、なぜ私やみかり達もここにいるんだ?」


彩「えっと それは…


???「ぎいいいいいいいいいやあああああああああ!!!!

  ぎゃあああああああわいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!」


後方から聞こえた突然の大声に驚き、少女たちはとっさに自分のステッキを掴んで

後ろを振り向いた。

我妻善逸、魔法少女に媚びる。→←もう一つの学校の魔法少女達の紹介☆



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作成日時:2020年6月8日 14時

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