シカト ページ38
「あ？」
「そんな言い方はちょっと酷いと思うよ？ね、謝ろ？」
お手本のようなヒロインムーブに呆れたとしか言いようがない。
まだあんな事をしているのか。
「無視だって良くないよ。みんな仲良く、ね？」
首をこてんと傾ける仕草はあざといとしか言いようがない。
しかもそれを無意識でしているのだから、嫌いな男はいないんじゃないだろうか。
「絶対今何人か落ちたな……。」
後ろの方からもヒソヒソと「あの子可愛くね？」「あのヤンキー羨ましー！」と声が聞こえる。
やっぱり爆豪くんもこれには………
「あ？うっせぇよ。汚ぇから触んじゃねぇ。ウゼェな。」
「え〜〜〜っ、」
あれに落ちない男いるの？強……。
「そ、んな、私はただ………。」
「だからそういうのがウザいって言ってんだよ。
離せブス。」
爆豪くんはそう言って美琴の手を振り払った。
ちょっと笑いそうになるが、さすがに堪える。
「あ、Aじゃねぇか。お前も来てたんか？」
「えっ、あ、あはは………。」
ぼけっとしていると、いきなり流れ弾が飛んできた。
結構後ろにいたのに、なんで気付いたの？
「えっ、Aってあの無野A！？」
「本物のAさんですの！？」
なんでちょっと騒ぎなってるの……？？
ああでも、前にお茶子ちゃんもなんか言ってたな。
「ん、一緒帰るか？」
先程美琴にキツめのことを言っていたのとは別人のように甘い声で私に尋ねる。
「ｴｯ、あ、いや、かっ、課題！！課題残ってるから大丈夫！少し遅くなるだろうし、1人で帰るよ！
ま、また今度誘って！！」
「遅くなったら危ねぇだろ。送るか？」
「電車使うから大丈夫！！！！」
周りからの視線はナイフのように突き刺さり、気まずいどころではない。
「……分かった。気ぃつけろよ。」
爆豪くんは私の頭を撫で、またスタスタと歩いていった。
暫くの間皆呆然としていたが、隣の心操くんは物凄い形相で舌打ちをしていて怖かった。
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いてこま - ( ՞ਊ ՞(((🤛* 、.‘ 応援しております！ (4月29日 16時) (
レス) id: 7215328c99 (このIDを非表示/違反報告)
奇花琉 - ｽｰｯヒロアカのヤンデレ尊すぎます‼︎この作品に出会えて幸せです！作者様のペースで無理をせずに頑張ってください！応援しております！ (4月28日 19時) (レス) @page8 id: d03b24d678 (このIDを非表示/違反報告)
いてこま - ほぉあああ…いつでも応援していますよ〜！どんぐり様無理はせずに頑張ってください！何時でも待っております！ (3月28日 17時) (レス) id: 7215328c99 (このIDを非表示/違反報告)
れむぴー+｡.??°*(プロフ) - 最高かよ〜天才ですか？作者様は？？更新お待ちしてます！ (3月10日 20時) (レス) id: dc67ab63a0 (このIDを非表示/違反報告)
いてこま - すぅうう…('-' )好きです (2月16日 16時) (レス) id: 7215328c99 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：どんぐり | 作成日時：2023年9月30日 17時
