#144 ページ45
．
ー打ち上げ当日ー
みなみ「ではでは〜私たちの1位をお祝いして
かんぱああああああい！」
「「「かんぱああああああああい！」」」
カラオケだからみんなばんばん歌っていく。
私は恭平くんの頼み事をずっとこなしていた。
何も歌わず、ただひたすらみんなの歌を聴いていた。
自分のスマホが鳴っていることに気づかないまま……
なつき「みなみ、私トイレ行ってくるね」
みなみ「いってらっしゃーい！」
席を立って、トイレに向かう。
スマホをみると…
【不在着信】の文字。
誰からか確認してみると麻衣ちゃんからだった。
とりあえずトイレを済ませ終わってからかけなおすと…
麻衣「あ！なつき！？」
なつき「うん、ごめんね気づかなくて…」
麻衣「いいのいいの、打ち上げ中にごめんね」
麻衣ちゃんはなんだか焦っている様子だった。
なつき「どうしたの？」
麻衣「実は…誠也が倒れて、」
なつき「え……っ」
麻衣「それを報告したくて」
なつき「今行くね！」
麻衣「あ、大丈夫よ！」
なつき「ううん！行くからっ…」
私は電話を切ってからすぐに自分の荷物を取りに行った。
駿佑「あれ、どーしたん？」
なつき「ごめんっ私帰るね！」
駿佑「えっ！？」
なつき「お兄ちゃんが倒れちゃって…！」
駿佑「わかった、あ…まって！」
なつき「ごめん！！」
みっちーの言葉を無視してしまった。
はやく家に帰らなきゃっ……
なつき「っ、お兄ちゃん…！」
なぜだか怖かった。
お兄ちゃんがいなくなっちゃう、って考えると
鳥肌が立って息が苦しくなる。
とにかく私は無我夢中で走った。
なつき「っはぁ……お兄ちゃんっ！！！」
麻衣「あ、なつき！」
なつき「麻衣ちゃん！お兄ちゃんは！？」
麻衣「寝室で寝てるわよ」
なつき「そっか…よかった、」
麻衣「ごめんね…焦らせちゃって」
なつき「大丈夫！大丈夫！」
少し気持ちが楽になった私は手を洗ってうがいをして、寝室に入った。
．
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 989人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「なにわ男子」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
穂花 - このお話、最高すぎます！ (2022年8月28日 15時) (
レス) @page5 id: 18243f33fb (このIDを非表示/違反報告)
あんこ - コメント失礼します！！この話めっちゃキュンキュンしながら見させて頂いてます！！毎日続き見たいって思ってるんで更新頑張ってください！！ (2020年5月10日 0時) (レス) id: 7f7454455b (このIDを非表示/違反報告)
ゆうーー - まだまだ読みたいです！！続き楽しみにしてます！！ (2020年5月7日 13時) (レス) id: 3b69001d03 (このIDを非表示/違反報告)
きょへまる(プロフ) - まだまだ読みたいです！よろしくお願いします、、、、！ (2020年5月6日 21時) (レス) id: 8850b6d15a (このIDを非表示/違反報告)
まり(プロフ) - 4章までぜんぜんいって大丈夫です！！まだまだ読みたいです！！ (2020年5月5日 15時) (レス) id: 33ff6f7797 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：恋蛍
| 作成日時：2020年3月28日 14時
