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自分の気持ちに素直になれって言われても、
ひまを好きだなんてありえない。
そんなことを考えながら夜道を歩いていると…
とある公園のブランコに座っているひまを見つけた。
「ひま？」
ひま「…っあ、京介」
暗くてよく見えないけど、ひまのその声を聞いてすぐにわかった。
ひまは今泣いている。
誰に泣かされたのか、そんなの聞くまでもない。
どうしたのっと聞くよりもただひまの隣にいてあげたいと思った。
だから、俺はもうひとつのブランコに座った。
必死に涙を堪えようと頑張っているけどぐすぐすと泣いている声が聞こえる。
こういう時、何をするのが正解なのだろうか…
と、頭の中をぐるぐる回転させていると
ひま「…なにも、聞かないのっ？」
先に口を開いたのはひまだった。
「うん、聞かなくてもなんとなくわかるから。」
俺がそう言うとまた涙を流すひま。
よっぽどなにかあったのだろう。
ひま「やっぱりさ、浮気相手なんて所詮浮気相手なんだよね。本当の彼女に勝てるはずがないよね…」
「…」
ひま「悔しいなぁ」
ひまとあの男がどんな風に出会って、なんでこんな関係になったのか。
俺にはわからないことだらけで
ひまを笑顔にさせる方法がわからない。
だから、せめてひまの大好きな物をあげようと思った。
「もう泣くな」
ひま「…っうん」
「これ、あげるから」
そういっていつものココアを渡した。
ひま「っ、ありがと……っ」
俺の目を見て目を細くしてにこりと笑う彼女に、俺はまた胸を打たれた。
そして、この笑顔を守りたいと思った。
「あ、大夢？」
大夢『ん〜？どした？』
「俺、やっぱり好きかもしれない」
大夢『だろうな(笑)がんばれよ！』
「おう」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
ん？順位ついてるんだが？(笑)
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ぜひ、これからも読み続けてくれると嬉しいです！
もしよろしければ、評価、コメントよろしくおねがいします。
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作者名：東雲 | 作成日時：2021年7月25日 17時
