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「恋愛って難しいよね」
拓哉「いきなりなんすか、先輩(笑)」
「いやあのねぇ…笑い事じゃないの！」
拓哉「あ、すんません(笑)」
放課後、バイトに行っても恭平と芽玖ちゃんのことが頭から離れなくて、ずっとため息をついていた。
ちなみに今私の隣でお皿を洗っているのは私のひとつ下の西村拓哉くん。
拓哉「そんなに好きなんですか？」
「うるさいわね！」
拓哉「先輩って凄いっすね」
と、意味のわからないことを言ってきた。
「え？なんで(笑)」
拓哉「だってちっちゃい頃から好きなんですよね？」
「うん」
拓哉「だから凄いなーって思って(笑)」
次はコップを拭きながらそういう後輩くん。
その姿を横から見ていると私の視線に気づいたのか目が合った。
後輩くんはびっくりしたのかすぐに目を逸らした。
拓哉「見てないで仕事、してください！」
そういって私にコップを渡す。
我に返った私は「あ、」と声が漏れてコップを直ぐに受け取る。
「ふふ、後輩くんってかわいいよね」
拓哉「…どこも可愛くないです」
「そーゆうところだよ(笑)」
拓哉「それよりいつまで僕を「後輩くん」呼びするんですか？」
今度は後輩くんが手を止めて私を見つめる。
「え？(笑)」
拓哉「…」
「なに、なんて呼んで欲しいの？」
なんだか余裕なさげな後輩くんが可愛くて、少し意地悪したくなってしまった。
拓哉「っ、ずるいっすよ」
「どこがよ、拓哉くん」
私が彼の名前を呼ぶとびくっと反応する。
私の方をまた見てきて、ぱああっと笑顔を見せてくる。
彼は人気者らしく、学校ではイケメンキャラらしいけど私からみたらそう思わない。
まあ顔はイケメン。
でも性格が可愛い。
きっとこれは年下だからそう思うのだろう。
「はいはい、しーごーとー」
でも私が思う1番のイケメンは、やっぱりあの人以外いなくて。
そんなことを考えていると
『ｶﾗﾝｶﾗｰﾝ』と誰かがお店に入ってきた。
ドアの方をみると、
恭平「…よっ」
恭平がお店にやってきた。ドアから顔だけを出して挨拶してからお店に足を踏み入れる。
嬉しい気持ちでいっぱいだけど、
「何しに来たの？」
と、冷たい言葉が口から出てしまった。
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穂花 - 恋蛍様のお話にはいつも感動させられてしまいます。今回も定番のように泣いてしまいました。本当にありがとうございました！ (2022年8月31日 14時) (
レス) @page44 id: 18243f33fb (このIDを非表示/違反報告)
リリカ - 感動した!後半ずっと泣いてた😭😭ハッピーエンドでよかった🥹まだ私泣いてる🤣 (2022年3月4日 21時) (レス) @page45 id: 3cbd83fd77 (このIDを非表示/違反報告)
C - 感動して泣いちゃいました。苦しすぎて胸が締め付けられました。とても素敵な作品を作ってくださりありがとうございます！この作品に出会えて良かったです！ (2021年8月28日 3時) (レス) id: 6246c87d03 (このIDを非表示/違反報告)
菜乃花 - 面白かったです！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！感動しましたぁ((泣 (2021年8月3日 0時) (レス) id: 420a3c7a63 (このIDを非表示/違反報告)
夢花 - めっちゃ面白いです！ 続きが気になります！更新待ってます！ (2021年7月24日 19時) (レス) id: 420a3c7a63 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：恋蛍
| 作成日時：2021年3月31日 15時
