Episode,2 ページ4
康二が慌ただしく玄関を出ていくのを見送って、ダイニングに戻ると、そこには既に残りの兄弟全員が集合していた。
「おはよ〜！」と、次々に聞こえてくる元気な声に、おはよう、と返して、翔太の隣に座る。
桃「あれ、こーじくん、もういっちゃったの？昨日の深夜アニメ、一緒に観ようと思ってたのに」
そう残念そうに言うのは、アニメヲタクな兄、大介。その右隣で新聞を読んで、いかにも父親ですって雰囲気を醸し出してるのは、筋肉バカの照。ちなみに、彼が飲んでいるのは、コーヒーではなく、ホットチョコレートだ。
緑「兄さん、アニメもいいけど、たまにはニュースとかみたらどう？」
大介の左隣で、俺らの頭脳、亮平が、呆れたように言い放つ。
桃「え〜いいじゃん！アニメ面白いじゃん！」
緑「いや、面白いのは否定しないけど、もっと為になる知識をつけるためにも、少しはアニメ以外も…」
桃「俺、アニメで戦国武将おぼえたよ？」
その答えにはあ、と溜息をついた亮平だったが、
緑「まあいいや…ほら、涼太兄さんが作ってくれたご飯がさめちまう。早く食べよう」
桃「おっそうだな！」
青「じゃ、今日は、蓮。よろしく」
黒「え、俺っすか」
それまで黙ってニヤニヤしながら、大介と亮平の会話を聞いていた男前な弟、蓮は、翔太に急にふられて、一瞬戸惑った表情を見せたあと、渋々と言うように、両手を合わせた。
黒「え〜…今日も一日がんばりましょう。いただきます」
蓮のあとに続けて、「いただきま〜す」とてを合わせる兄弟たち。
桃「うっまあ〜い」
黒「ホント、涼太くんのご飯ってすごく美味しい」
黄「そりゃ、あの涼太だもん。うまいにきまってる」
緑「いつもありがとな、涼太兄さん」
そう褒めてくれる彼らに、頬が緩みそうになる。
そんな兄弟たちに礼を言ったところで、先程から一言も喋らず、今も箸があまり進んでいない人物がいることに気づく。
赤「……ラウール、大丈夫？」
そう声をかけると、目の前に座る末っ子は、へへ、と、ぎこちない笑みを浮かべた。
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零〜0〜 - もうなんか衝撃で、すごく面白いです！！これからも更新頑張ってください！ (2020年9月24日 22時) (
レス) id: f20013ee9d (このIDを非表示/違反報告)
*神奈月*(プロフ) - あいすろっくさん» レスありがとうございます！！楽しみにしています♪ (2020年9月19日 20時) (レス) id: fbe34a81c3 (このIDを非表示/違反報告)
あいすろっく(プロフ) - *神奈月*さん» コメントありがとうございます！題材にさせていただいた漫画は、とても衝撃を受けた作品で、私も大好きです(*‘ω‘ *)主ちゃんは次くらいに登場する予定ですので、これからも読んで頂ければ嬉しいです (2020年9月19日 18時) (レス) id: 9ae477febb (このIDを非表示/違反報告)
*神奈月*(プロフ) - コメント失礼致します！題材にされている漫画が私自身とても大好きでこちらの物語も何度も読み返しました！名前変更した主ちゃんの登場も楽しみにしています！更新頑張ってください！ (2020年9月19日 18時) (レス) id: fbe34a81c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あいすろっく | 作成日時：2020年9月18日 17時
