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一人理解が追いつかず、カクに手を握られるまで私はその場に突っ立っていた。
｢A？｣
『あー……』
心配そうに私の顔を見るカクを見てふっと笑いかけた。
考えるのはよそう、夢で見た話のことなのか事実なのか今の私には判断がつかない
『なんでもない。よーしまずは洋服でも見に行こっか』
｢わしAと同じものが着たい｣
『カク君、それはもしや…、お揃いにしようって言ってるんじゃないよね？』
｢そうじゃ！｣
わー！かわいいー！ってことはお金が予想以上に散るって事じゃないか
ま、いっか。と思いつつも財布の中身を確認する辺り私はまだ子供。
『ここだね』
奇跡的に親子ペアルックが流行っていたおかげで数は少ないがセットもののコーナーがあった。
｢おやこぺあ、るっく…？｣
『"ペアルック"は"お揃い"って意味だよ、ここからここまでの棚の中から2つ好きなの選んでくれたまえ』
｢分かった！｣
ふんふんと鼻歌が聞こえてきそうな笑みで服の入った袋を手に取りながら楽しそうに選ぶカクの姿を見て、私の口角は無意識に上がっていった。
にしても本当に幼い頃の記憶通り店内にあまり人は居らず、この広さで私がここから見えるのは店員さん一人だけ。潰れない理由を浮かぶ限りで考えてみると、ここら一帯にはここ以外にスーパーやコンビニがないのと、今は開店したてだからだろうと店内の時計を見ながらそう思った。
あ、5点以上買ったら安くなるっぽい。このままカクの水着も買ってあげよう
セール中と書かれたいつ貼られたのか分からない看板を見ながら、マネキンの傍に立っているとカクが洋服の入った袋を持って駆け寄ってきた。
『気に入ったのあった？』
｢これじゃ！｣
はい、と手渡されれる服のサイズや値段を確認しようと受け取った瞬間、私の視界にとんでもないものが入った。
next…■
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つやか(プロフ) - カクが好きなのでこの作品を読んでいてめっちゃカクへの愛を感じました。面白いです！私も、こういう作品を書いてみたと思いました。 (2022年11月3日 23時) (
レス) id: a4f4961920 (このIDを非表示/違反報告)
4236287 - カクくん！愛がめっちゃ伝わってきました！面白いです！ (2022年6月4日 19時) (レス) @page18 id: 8bec1626d0 (このIDを非表示/違反報告)
Marubox(プロフ) - ハルさん» お、おぉ！カクさん"大好き"がハッキリと伝わってきました！面白いと言って貰えて凄く嬉しいですっ！ちまちま頑張ります！ (2020年7月28日 19時) (レス) id: db25b1c069 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - めちゃめちゃカク大好きだからこの作品嬉しいです！！そして何より面白い!!更新頑張ってください (2020年7月28日 18時) (レス) id: b2be01bbd7 (このIDを非表示/違反報告)
□ - 哀羅さん» わぁ！コメントありがとうございます！カクさんへの熱が一言めで凄く伝わりました！子カクさんとちまちま頑張ります！ (2020年7月27日 10時) (レス) id: db25b1c069 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Marubox | 作者ホームページ：https://twitter.com/maru_kibun
作成日時：2020年7月27日 10時
