不香ノ花を供物とて

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佐「てか、この世界に誰が来てんの？」














岩「俺とAとふっか、

それと翔太と目黒かな」














佐「やっぱりか…」














テレビで流れてきたのと一緒か…















岩「やっぱりって…何か知ってんのか」














俺がこの世界に来た時のことを照に話した。















岩「俺達が犠牲者ねぇ…」
















佐「有り得ねぇとは思ってるんだけどね」















岩「どうなるかなんて、誰にもわかんねぇよ。未来ぐらい自分で決める」















佐「ひゅ〜、照かっくいぃ」

















岩「はぁ…お前能天気すぎだろ。
















それは置いといて、翔太とAは良いけど心配なのはふっかと目黒なんだよ」

















佐「確かに2人は怪異の事見えないしね…

2人を優先して探しに行った方が得策だったり」














岩「そうだな。連れ去られた子供達も見つけなきゃいけねぇし。

蒼汰、絶対俺達から離れんなよ」














蒼「うん…」














岩「佐久間」














照が俺を見つめる。













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あー、そういう事ね














佐「うん、大丈夫。限度ぐらい分かってる」














岩「なら良い」














ったく…照は心配症なんだから！














これぐらいで暴走しないっつーの。

今はいないけど、Aだっているし。

















いざとなったら、Aに助けてもらうし


















岩「Aには無茶させんなよ」

















佐「なんで分かったの…！？

舘さんの力！？！？」















岩「お前、全部口に出てる」















佐「はっ…！！」













慌てて口を抑える。














ちらりと横の蒼汰を見ると、聞こえていたようでゆっくりと頷く。














岩「Aが居ること当たり前だと思うな馬鹿」















佐「ばっ馬鹿ってなんてこと言うのよ！！

佐久間さん悲しいでやんす」
















わざとらしく泣くふりをしていると、

















岩「一生泣いてろ」
















ほら、行くぞなんて言って真顔で俺を置いて蒼汰を連れていく照。














佐「おーい、俺を置いてくなよー！！！」














Aには迷惑かけないから！！

置いてくのだけは辞めてくれぇ！！！














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