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「祠」 ページ36

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岩「お前のはちゃんと取っとけ。

大丈夫、それぐらいでバテたりはしないから」
















深「怪異が邪魔してくる可能性は」














『大いにあるね。

でも、怪異はきっと私達を殺したいはず。私達が行けなくとも強制的にあっちの世界に引きずり込むだろうね』














渡「はぁ…??

結局は俺らも連れてかれるのかよ」















『まぁ、自分達からお出ましになった方が良いじゃん』














渡「結果は一緒だろ!」














深「ははっ、言えてる」














目「ふざけてないで早く行きましょ」














『翔太、ふざけないで』














渡「おまっ…覚えとけよ」














岩「あのさ、ちょっと静かにして」














渡「すいません」
















岩「今から入口開くから。少し離れてて」

















照が祠の前に胡座をかいて手を前で組み、目を瞑る。














照は先代の人達のように、呪文を口に出して唱えるのではなく心の中で唱える。照は声に出すと本来の力があまり出ないとか。














俺にはさっぱりだけど。














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岩「ん、終わった」














深「え、もう開いたの」

















岩「そこまで複雑なものじゃなかった」















目「あれ…なんか……」














突然、俺の後ろに立っていた目黒がふらつく。













『目黒?』














Aが、咄嗟に目黒を支える。
どんなに力のある彼女でも180を超える男を支えるのがキツいのか、Aの腕が微かに震えていた。














目「Aさん…俺、なんか…












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無理…みたいでっ」














その瞬間、目黒の身体がAの方へ傾く。














『ちょっ、目黒…!』














目黒を支えきれず、目黒と一緒にAも倒れ込む。















深「目黒!!」














Aの上に倒れた目黒に近づくと、辛うじて息はしていることが分かった。














『誰か目黒退けて』














渡「どうしたんだよ…め、ぐろ…」














俺達に駆け寄ろうとした翔太が寸前で止まる。














渡「何これ…身体が…」














目黒と同じように翔太も地面へと倒れ込む。
















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設定タグ:SnowMan , ファンタジー   
作品ジャンル:ミステリー
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夏妃(プロフ) - ちょこさん» ちょこ様、初めてのコメントありがとうございます!!私自身も凄く好きなジャンルでお話を書いているので、その期待に応えられるよう頑張って参りますので応援の程、よろしくお願い致します!! (10月3日 20時) (レス) id: 9539340c12 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ(プロフ) - コメント初めてかもしれません。いつも楽しく読ませていただいております!新作おめでとうでとうございます。めちゃくちゃ好きなジャンルの話だ!!と思ってワクワクしております。これからも更新楽しみにしております。 (10月3日 19時) (レス) @page5 id: 921f733669 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:夏妃 | 作成日時:2023年10月3日 18時

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