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Aside
『こんな糞みたいな大人達のせいで、子供達の人生はいとも簡単に壊されていったわけね』
子供達が、どんな思いで神にその命を捧げられていたのか。
私達には想像する事も許されないんじゃないかと思うほどだった。
北斗のメモを握りしめる。
目「Aさん、手」
目黒の手が私の手に触れる。
無意識に手に力が入っていたようで、手には自分の爪の跡がくっきりと残っていた。
『ごめん』
宮「Aの気持ちは俺らも分かる。だとしても、子供達を助けるためには俺達が冷静に対処しないと」
向「さっくん達がおる場所は分かったけど、そこにどうやって行くか目星はあるん？」
岩「もうこれは賭けなんだけど、
別の世界に行く方法はあるかもしれない 」
『賭けでもなんだっていい。
可能性があるなら』
岩「俺達が向かうべき場所は、
事件の始まりである村の祠に向かうこと」
深「祠…ね」
岩「俺の推測に過ぎない話だけど、
あっちの世界とこっちの世界を結ぶ境界線は、大体神の祀られているものに存在する。
人の気が集まって、それが良いものか悪いものかで繋がるものも変わってくる。
昨日、康二と一緒にその村に行った時のやつ」
照が祠の写真を机に置く。
写真に映っているのは、沢山の人々が祠に向かって祈り続けている姿だった。
向「他にも沢山撮ったけど、
どれもええもんやとは言えへんかったわ」
岩「多分、この村の祠は悪いものが集まってる。汚い大人が子供達の未来を奪って、祈り続けていたものはきっと村にとって良い事だった。
だとしても、子供達にとっては何も良くない。
そんな思いが歪に混じりあって、
別世界と繋がってしまう。」
『祠が別世界への入口って事ね』
岩「うん。
時間が無い。
今すぐ行かないと、いつその入口が閉じるかわかんない」
『分かった。
ふっか、照、翔太。この3人には着いてきて欲しい』
渡「え！？」
向「ちょっ、俺らは！？」
.
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夏妃(プロフ) - ちょこさん» ちょこ様、初めてのコメントありがとうございます!!私自身も凄く好きなジャンルでお話を書いているので、その期待に応えられるよう頑張って参りますので応援の程、よろしくお願い致します!! (10月3日 20時) (
レス) id: 9539340c12 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ(プロフ) - コメント初めてかもしれません。いつも楽しく読ませていただいております！新作おめでとうでとうございます。めちゃくちゃ好きなジャンルの話だ！！と思ってワクワクしております。これからも更新楽しみにしております。 (10月3日 19時) (レス) @page5 id: 921f733669 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夏妃 | 作成日時：2023年10月3日 18時
