｢事の始まり｣ ページ29
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目「何なんだよ、あの人」
受話器を無意味に少しだけ睨みつけながら先程の言葉を思い出す。
＿＿＿有力な情報。
もしかして、事件のことで何か分かったのかな。
Aさん達に連絡しないと…
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『目黒！』
外に出ていたAさん達が急いで帰ってくる。
目「特務課の松村さんって人が資料を送ってくれました」
『北斗が…』
Aさんが、顎に手を添えて考え込む。
宮「この資料に、佐久間を見つける手がかりが乗ってるって事だよね」
舘さんがAさんの肩に手を置く。
『あ、うん』
資料を机の上に広げると、新聞の切り取りやら地図が大量に添付されていた。
渡「俺にはこれの意味さっぱり分かんねぇ…」
向「ちょっ、貸してみー」
康二がわざとらしくお札を数えるときのように指先を舐めるフリをしてページを捲る。
向「んー…
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全く分からんな」
岩「ねぇ、ふざけてる場合？」
向「ごめんてぇ、1回やってみたかったんよ。かっこよくない？」
深「それ、共感してくれるの誰一人として居ないから」
向「嘘やん！？
舘さん、みんなそう思っとるん？！」
宮「康二、本当に辞めな」
舘さんの本気のトーンに康二の目は少しうるうるする。
向「めめもそう思ってるんか！」
うわ、俺に飛び火が来るとは思ってなかった。舘さんは何故か俺の方を見て頷いてくるし。
どうすりゃいいんだよ。この空気。
目「いや…」
『ふざけるのも大概に』
Aさんがその場を静める。
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『私達の読み通り。やっぱりこの事件は江戸時代から起きていたものだった。
新聞は、明治3年から創刊されるようになったからそれまでの間の約100年間で起きた事件は記されてない。でも、それより前は瓦版に記されてる』
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夏妃(プロフ) - ちょこさん» ちょこ様、初めてのコメントありがとうございます!!私自身も凄く好きなジャンルでお話を書いているので、その期待に応えられるよう頑張って参りますので応援の程、よろしくお願い致します!! (10月3日 20時) (
レス) id: 9539340c12 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ(プロフ) - コメント初めてかもしれません。いつも楽しく読ませていただいております！新作おめでとうでとうございます。めちゃくちゃ好きなジャンルの話だ！！と思ってワクワクしております。これからも更新楽しみにしております。 (10月3日 19時) (レス) @page5 id: 921f733669 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夏妃 | 作成日時：2023年10月3日 18時
