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『佐久間、蒼汰君を家まで送ってやって』
佐「了解でーす」
『蒼汰君、1人ではあまり行動しないように』
蒼「うん、分かった」
佐「よし、蒼汰君!一緒に帰ろっか!!
蒼汰君はアニメ好きー?」
佐久間が、蒼汰君の肩を押しながら事務所を出ていった。
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『怪異は、何を歌ってたんだろう』
渡「健一君も歌ってたって言ってたから、子供が知ってる曲とか?」
阿「例えば、童謡…とか?」
『童謡…』
顔を上に向けて目を瞑る。
深「お、始まった」
目「え、何が…?」
深「しー、静かに」
ふっかの言葉を最後に意識を奥に沈める。
亡人の声に耳を傾けろ。
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___童謡。
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___子供。
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___7歳。
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___誕生日。
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___並べられた失踪場所。
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___夕方から夜にかけて。
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___神隠し。
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"ここはどこの細道じゃ 天神様の細道じゃ"
"この子の七つのお祝いに お札を納めに参ります"
"行きはよいよい 帰りはこわい"
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"怖いながらも 通りゃんせ 通りゃんせ"
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___"僕はここにいるよ"
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ゆっくりと目を開ける。
『今、助けに行くからね』
深「何か聞こえたみたいだね」
『うん、勿論。
健一君達が居場所を教えてくれた。
怪異の事もね』
渡「んで何が分かったの」
『蒼汰君が聞こえた歌。
そして、この事件の思惑。
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それは全て、
通りゃんせという童謡を基に行われた事件だった』
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夏妃(プロフ) - ちょこさん» ちょこ様、初めてのコメントありがとうございます!!私自身も凄く好きなジャンルでお話を書いているので、その期待に応えられるよう頑張って参りますので応援の程、よろしくお願い致します!! (10月3日 20時) (レス) id: 9539340c12 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ(プロフ) - コメント初めてかもしれません。いつも楽しく読ませていただいております!新作おめでとうでとうございます。めちゃくちゃ好きなジャンルの話だ!!と思ってワクワクしております。これからも更新楽しみにしております。 (10月3日 19時) (レス) @page5 id: 921f733669 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夏妃 | 作成日時:2023年10月3日 18時