. ページ17
.
.
「ただいま帰ったでー!!」
「いや、そんなでかい声で言わなくても良いから笑」
そんな声と共に、事務所の扉が勢いよく開かれる。
開いた扉の先には、
たくさんの荷物を両手に抱え込んだニコニコの康二と、それに続いて呆れながら入ってくるふっかと照の姿があった。
向「いやぁ、だって久しぶりに帰ってきたんやで?最近ずっと単独捜査が忙しくてなぁ…
Aも寂しかったんちゃうん?!」
『んー、どうだろうね』
そう言うと、康二が私の肩を叩く。
向「んーもう!素直やないんやから。
あ、これお土産!
なんかいっぱい貰ったんよー、みんなにお裾分けや!!」
佐「えぇやっべぇ!!これ、俺がずっと食べたかったやつ!!!」
向「せやろー、貰った時にさっくんが言ってたやつやって思ってたんよ!
ぜひぜひ、お食べ下さいな!!」
佐「A!今食べていい?」
『ちゃんと座って食べなね』
佐「はーい」
渡「母ちゃんかよ笑
じゃあ俺も食べよー」
.
『それはそうと、何か分かった?』
佐久間が、私の椅子に座ってニコニコとお菓子を食べているのを横目に話を切り出す。
深「そうそう!
康二と途中合流して聞き込み行ってたんだけどさ、不思議な事に気付いたのよ。照、ホワイトボードこっち持ってきてくんない」
岩「はいよ」
そう言うと、ふっかはホワイトボードに地図を貼り出し、ペンで何かを書き出す。
.
何かを書き終えたのか、
ふっかがペンの蓋を閉めてホワイトボードの前から退くと、そこには不気味だと言えるほどの物が出来上がっていた。
『…何これ』
深「消えた子供達が最後に確認された場所を手当り次第に丸つけてみたら、あら不思議。
こんな綺麗に並んでる」
書かれた丸を全て見て行くと、
等間隔に位置が上下する丸が十数個書かれていた。
深「そして、今回の被害者である健一君が居なくなったのがここだとすると…」
健一君の家に丸をつける。
.
.
やはり、丸は変に並んでいた。
677人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
夏妃(プロフ) - ちょこさん» ちょこ様、初めてのコメントありがとうございます!!私自身も凄く好きなジャンルでお話を書いているので、その期待に応えられるよう頑張って参りますので応援の程、よろしくお願い致します!! (10月3日 20時) (レス) id: 9539340c12 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ(プロフ) - コメント初めてかもしれません。いつも楽しく読ませていただいております!新作おめでとうでとうございます。めちゃくちゃ好きなジャンルの話だ!!と思ってワクワクしております。これからも更新楽しみにしております。 (10月3日 19時) (レス) @page5 id: 921f733669 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:夏妃 | 作成日時:2023年10月3日 18時