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『えぇ、ある程度は』
「健一は見つかるのでしょうか…」
『まだ、決定打となる証拠や情報は見つかっていません。ですが、勇気持った子がヒントを与えてくれました。
時間はまだかかる可能性があります。
もし何か異変があったら
必ず事務所に連絡をしてください』
「…分かりました」
『では、ここで』
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阿部ちゃん、俺、Aさんの順に玄関から出て行く。
『葉月さん』
Aさんが出ていく瞬間、
ドアを押さえて葉月さんの方を振り返る。
『蒼汰君のことも、大切にしてあげてください』
「…？はい…」
Aさん越しに見える葉月さんは不思議そうな顔をしていた。
でも、2階へと続く階段に隠れてこちらを見ていた蒼汰君は驚いた表情をしていた。
『では』
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目「Aさん、
怪異は信じる者にしか見えないって言ってましたよね」
あれから、車に乗って事務所へと向かう途中で俺は気になった事をAさんに質問した。
『うん、そうだね』
目「…じゃあ、俺はなんで見えないんでしょうか」
俺は昔から、幽霊は信じていなかった。
＿＿＿あの事件が起きるまでは。
あの事件から、幽霊やそんな類の物を嫌でも信じるしか無かった。
だけど、俺はいつまで経っても亡人や怪異の姿を捉えた事は無い。
『怪異や亡人の見え方には3つある。
1つ目。元々体に刻み込まれた能力によって怪異が見える。
2つ目。何か記憶から消したいほど嫌な事が起こった瞬間、怪異の姿が見える。
負の感情は色んなものを生み出すからね。ラウールも昔は見えなかったよ。
だけど、"あれ"をきっかけに見えるようになった。』
目「…あれ？」
『それはまた追々で話すよ。
そして、3つ目。
元々、体に刻み込まれた能力によって怪異の姿が見える力を抑制する。
目黒は多分この3つ目のケースの可能性が高い』
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夏妃(プロフ) - ちょこさん» ちょこ様、初めてのコメントありがとうございます!!私自身も凄く好きなジャンルでお話を書いているので、その期待に応えられるよう頑張って参りますので応援の程、よろしくお願い致します!! (10月3日 20時) (
レス) id: 9539340c12 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ(プロフ) - コメント初めてかもしれません。いつも楽しく読ませていただいております！新作おめでとうでとうございます。めちゃくちゃ好きなジャンルの話だ！！と思ってワクワクしております。これからも更新楽しみにしております。 (10月3日 19時) (レス) @page5 id: 921f733669 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夏妃 | 作成日時：2023年10月3日 18時
